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結局海外のコロナ差別ってどうなの?(モロッコで見たこと感じたこと)

※この記事は海外への渡航を推奨または制止する記事ではございません。あくまで一個人の意見感想としてご一読ください※

お久しぶりでございます。

タイトルにある通りですが今回は3月1日~12日にかけてモロッコに行った時に感じた「日本人へのコロナ差別」について語って行きたいと思います。
(旅行記は次の記事で出せればと……!頑張ります。)

さて、前提としまして。私は今まで旅行先でさほど差別されるような人間ではありません。「チャイナ!」「チナ!」くらいは言われますがまあこれは100パーセント皆さんも言われたことがあるでしょう。(顔は完全なアジア人顔です。)

今回の旅ではやはり「コロナ~」「チナ~コロナ~」というものが圧倒的に多かったです。1日に10回以上は言われますし、露骨に口を覆う、鼻をつまむ……など。

「Hey!ジ○ップ!」って言われた時はさすがに笑っちゃいました。

正直ここまで嫌がられるのは初めての経験でした。

言ってくるのは子供が多く、次がマダム(口を覆う動作が多い)男性といった比率でした。

中には「こんにちは~」と呼び込みをしながらスルーすると後ろから「コロナー!」と叫ぶものまで。


最初の頃は言い返したり、おちょくってやろうかとも思う時もありましたが何日かするとどうでも良くなります。
友達は結構一生懸命に「I LOVE ハイネケン!」とか言い返してましたが。

だってこれはただの黄色人種差別(特に中国人差別)だから。


本当にコロナが怖いのであれば外から出ないですし、わざわざこっちに来ることも無いのです。ただの単語を変えただけの人種差別。それがコロナに助長されていつもより過剰に行われているだけです。

しかし、中には「中国人が嫌い」といった層が一定数いるらしく(すみません。歴史的は理由は調べたりしましたが具体的にはわかりませんでした。)「ニーハオ(馬鹿にしてる)」って言われた時に「ノー!ジャパン!」と否定すると態度がコロッと変わる場面に何度も居合わせました。

露骨に「俺は中国人が嫌いなんだ。日本人はいい人々だ。」とキッパリ言ってくる人までいる始末です(しかもフナの広場で言われた)


私たちも多分アフリカの方々の顔の区別がつかないように、向こうにもとても難しいのでしょう。そんな事は正直どうでもいいのです。

何が問題かって「中国人なら差別してもいいという意識」であります。

私も毅然と立ち向かえず間違えられた時は逐一訂正する事で自分の身を守ってる部分がありました。本当に情けない話です。

自分の学のなさと語学力を恨むばかりです。

もし、移住なのであれば「そういう差別は良くない。」と言えたのかもしれませんが、ほんの何日かいるだけの身。

その事でしか自分を守れませんでした。

ツーリストの中には精神的に来てしまって予定を切り上げて早く日本に戻られた方もたくさん見かけられます。

無理もないです。


今までならお金があれば自分の身が守れました。しかし今は守れなくなってるかもしれません。

今回入店拒否や物理的な攻撃に出会うことはありませんでしたが、出会ってもおかしくない状況です。

状況は一日で大きく変わります。

もう守ってくれるホテルもタクシーも入れないかもしれません。


散々不安を煽ってしまいましたが、もちろん中にはウエルカム!という方もたくさんいらっしゃいます。態度や言葉で表して下さるかたもいます。

中には差別された時に慰めてくれた方もいました。

わかっている人はわかっています。


大した内容ではありませんが、あまりにも今回の経験は衝撃的すぎて書き留めてしまいました。そして改めて人種差別というものを肌で感じ考えたものでもありました。

事実としては。知識としては。人種差別というものをしっかりと認知していたつもりですが、日本にいるとどうも考えがぼんやりとしてくるようです。

本当に今回は人種差別とは何かを考える良い機会となりました。

自分の考えと感情をぶつけただけなのでめちゃくちゃな記事ですが読んで頂きありがとうございました。旅行記は、本当に、次の記事で出し始めます……!旅行記では明るく淡々と行くつもりですー!

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