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芸能事務所に所属していない俳優、女優の芸能活動方法とは

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どうも、木全俊太です。

今回は

『芸能事務所に所属していない俳優、女優の活動方法』

というテーマでお送りしたいと思います。

僕は以前芸能事務所でマネージャーをしていたことがあって

今回の記事でも、その頃の経験から

皆さんにお伝えしたいことをシェアさせて頂けたらと思います。

はい、というわけで今回は

『芸能事務所に所属していない俳優、女優の活動方法』

というテーマでお送りしたいと思います。

役者の方が芸能のオーディション情報を得る方法として

今の日本の芸能界のシステム上

芸能事務所に入っているっていうことが一番有効というのがどうしてもあります。

そうは言っても、現時点で芸能事務所に入れてなくて

今はフリーで活動しているという役者さんもいると思います。

そういう芸能事務所に入っていない役者さんは活動のしようがないのかっていうと

そんなことはなくて

芸能事務所に入っていない役者さんでも

活動できる方法というのはたくさんあります。

なので、今回の記事では

芸能事務所に入っていない役者さんがどういうふうに活動していけばいいのかということについて

考えていきたいと思います。

この記事を読んでくださってる方の中には

映画などの映像作品は

芸能事務所に入ってる人じゃないと出られないというふうに思ってる方も

もしかしたらいるかもしれないんですけど

芸能事務所に入ってないフリーの方でも出られる作品っていうのはあります。

映像作品でいうと、いわゆる自主映画と呼ばれるものがそうで

そういった作品のオーディション情報は

芸能事務所に所属していない方でも知れるサイトというものがありまして

代表的なものだとシネマプランナーズというサイトがそうなんですが

そういったサイトに載っているオーディションであれば

誰でもエントリーは可能です。

もちろんそういったサイトに載っている案件

手当たり次第全部受けるべきっていうわけではないんですけど

受けるべき案件の見極め方としては

まずは作品の詳細がしっかりと書かれているかっていうのを見た方がいいと思います。

制作するのはどんな団体なのか、どんなあらすじの作品なのか。その団体や監督の過去の実績はどんなものがあるのか

募集するキャストはどんなキャストなのかなどが

ちゃんと説明されている募集文か?っていうのを

まずは見た方がいいと思います。

また、過去の制作作品などが

YouTubeで予告などが見れるかどうかっていうのを

調べたりもした方がいいし

そういう過去の制作作品の映像が見れて

こういう作品に出てみたいっていうふうに思えるんだったら

その作品にはエントリーするべきだと思います。

まとめると

「監督さんの本気度が伝わってくる案件」

そういう案件がエントリーすべき案件だと僕は思います。

募集案件の中には、例えば

映画学校の生徒さんが作る作品というのもありますが

言ってしまえば

そういう若い監督の中から未来の大監督が生まれるものなので

学生さん制作の作品だからって、侮らないで

そういう募集文にも目を向けた方がいいと思います。

それと、良い自主映画に参加する他の方法としては

都内で定期的に

そういった良質な自主映画をまとめて上映するっていう

映画祭みたいなそういうイベントが開催されてたりするんですけど

そういう映画祭には

その作品の監督さんも舞台挨拶として参加されてることが多いので

そういう映画祭に足を運んで

この監督さんの作品、出たいなって思う

そういう作品が見つかったら

その作品の上映後の舞台挨拶の後とかに

監督さんに話しかけて

「次回作ぜひ参加したいので、オーディションなどがあったらぜひ参加させてください!」

みたいな声のかけ方をして

映像資料付きの自分のプロフィールを渡しててみるっていうのも

すごくいいと思います。


芸能事務所に所属していない役者さんの活動方法の一つとして

次にご紹介したいのは

舞台作品への出演です。

舞台もですね

芸能事務所に所属していない人でも出られる舞台っていうのありまして

むしろ映像作品よりも舞台の方が

所属か無所属かっていうそこの制約は少ないと言えます。

先ほど紹介させてもらったシネマプランナーズでもそういった募集は載ってますし

あとは実際に自分でいろんな劇団さんの舞台を見に行ってみて

この劇団の作品出たいって思える

そういう劇団が見つかったら

その舞台の上演後とかに

きっとエントランスに主催の方や劇団員の方いらっしゃると思うので

話しかけてみるっていうのもいいと思うし

HPに劇団員募集という募集ページがあるのであれば

普通にそこから応募してみるのもいいと思います。

そうやって地道に自分の出演作品っていうものを増やしていけたら

自分の演技力も人脈も増えていきますし

そうやってある程度、出演作が増えてからですね

芸能事務所のオーディションを受けるようにすれば

事務所のスタッフさんも、より興味を持ってくれて

オーディションの合格率っていうのも

上がると思います。


芸能事務所に所属していない役者さんの活動方法の一つとして

最後にご紹介したいのは

YouTubeでの発信活動です。

余談ですが

僕、前の動画とかで役者は何より演技力を磨くべきだということを強調しすぎて

SNS全然やるべきじゃないと思ってる派だと思われてるかもしれないんですけど

SNSやらなくていいとは思っていなくて

僕がちょっと懸念したのは

SNSを伸ばすことが第1優先になって、役者が一番向き合うべき脚本読解だったりとか

演技の勉強がおろそかになってしまうのはよくないんじゃないかなと思って

まずは演技力を身につけることから始めましょうっていう話をさせてもらってました。

ただとはいえ今の時代演技力さえあればいいのかっていうとそうとも言い切れなくて

自分の存在を知ってもらうためにSNSもやるべきですが

SNSの中でも役者が最も力を入れるべきはYouTubeだと思います。

というのも役者は演技を見てもらってなんぼでして

演技を見せられるSNSは何かといえば

Twitterなどの文字系のSNSではなく

YouTubeといった動画系のSNSですよね。

映画監督やキャスティングの方が

「この子をキャスティングしたい!」と思う時ってどんな時かというと

その子のツイートや写真を見た時ではなく

演技を見た時なんですよね、一番は

だって役者としてオファーしたいわけですから

演技を見てみないことには始まらないですよね。

逆に演技一切見たことがないのに

写真を見ただけで

役者としてのオファーをしてきた人がいたら

その人は気をつけた方がいいとも言えるぐらいです。

だって演技を見たことないのにどうしても自分に役者としてのオファーするの?って感じじゃないですか?

皆さんがもし映画監督だったら

自分が心血注いで企画した映画に

演技見たことない役者を出演させますか?

できないですよね。

だから役者さんは演技を見てもらってなんぼでして

役者さんは、名刺代わりとして、いつでもパッとお芝居見てもらえるように

YouTubeなどに自分の映像資料となる動画は用意しておいた方が絶対いいと思います。

じゃあYouTubeどんな内容にすべきかなんですけど

人によってはモーニングルーティーンとか毎日メイクとか

そういうYouTubeの定番企画をやろうとされる方がいらっしゃるかもですが

役者さんがYouTubeをやるとしたら、やっぱりあくまで役者であるという見せ方、ブランディングで

そのチャンネルを作っていくべきだと思うし、できれば芝居に関連した動画を出していく方がいいと思います。

でもでも仲里依紗さんは日常の発信もしてるじゃないですか?と

思われる方もいらっしゃるかもしれないんですけど

仲里依紗さんはもう既に知名度があって、役者としての業界でのポジションを確立してるからこそ

日常のVlogも伸びているんですね。

仲さんの段階までいくと

YouTubeの運用方針も、新人さんのそれとは当然違うということです。

あと例えば自分はゲームが好きだからゲーム実況をやろうっていうのも違うかなって思ってて

もし役者じゃなくてとりあえず自分は有名になりたいんだということなら

それもありかもしれないんですけど

仮にゲーム配信者として有名になれたとしても

その方に来る依頼っていうのは、ゲーム関係の依頼しか基本来ないと思います。

だからYouTubeをSNSを役者の仕事に繋げていきたいとしたら

あくまで役者として、芝居を絡めたチャンネルアカウントにしていた方がいいんじゃないかなって個人的には思います。

YouTubeにしても、その他のSNSにしてもただ登録者やフォロワー増やしていけばいいのかっていうのとそうじゃなくて

あくまで役者としてのあなたのファンをあなたのお芝居のファンを増やしていかないと

SNSすごいたくさんフォロワーいるのに

いざ舞台やってもお客さん来ないみたいな状態になってしまうんですよね。

役者としてのあなたの演技の方を好きになってもらわないと

なので、あなたの演技力が伝わる動画をYouTubeで出していきたいところなんですけど

例えば

自分で1人芝居をしている動画をアップしたりとか

役者仲間と一緒に協力して、短編作品を撮ってみて

それをアップしてみるっていうのもすごくいいと思います。

そして事務所のオーディションを受けた時とかに

自分のプロフィールと一緒に

そのYouTubeのURLを映像資料として

送るようにすれば

事務所のスタッフさんも見てくれると思いますし

オーディションの合格率っていうのも

絶対変わってくると思います。

言ってしまえば

自分が出演できる作品が見つからなかったら

自分で作品を作ってしまおうと

そういうことですね。

もちろんある程度準備が必要なので

更新とかも頻度高くなくて全然いいんで

自分が納得できるものが取れるまでじっくり作ればいいと思います。

ただなんですけど、役者さんのお芝居系のジャンルって

例えば歌ってみたとか、踊ってみたほど気軽にはできないところがあって

流行りの曲をやるみたいな、そういうトレンドへの乗り方もしづらいので

正直再生回数というのは、伸ばしづらいと思います。

でも、個人的に再生回数は見なくていいと思ってます。

役者さんにとって、そういう映像資料って

キャスティングの方だったり、監督さんだったり

そういった届けるべき人に届けるべきことが届けば

それで十分だと思うんですよね。

だから再生回数伸びるにはどうすればいいかとかはひとまず置いといて

考えなくていいので

それよりもどうすれば見た人に何か響くような印象に残るような芝居を見せられるかっていう

そこを意識した方がいいんじゃないかなって思います。

そんなわけで、お芝居動画、ぜひ作ってみてほしいんですけど

もし1人じゃどうやって撮っていいかわからないという方

もしくは撮るにしても相手役がいて

その方との掛け合いの方がやりやすいという方は

僕が主催させていただいてる役者のオンラインサロンでも

月に1回

映像資料の撮影会というものを行っておりますので

ぜひそこで撮影させていただけたらと思います。

その映像はご自身のYouTubeチャンネルの映像としてお使いいただいても大丈夫です。


役者のオンラインサロンの詳細はこちら


そんなわけで今回は

芸能事務所に所属していない役者さんの活動方法ということで

お話させてもらったんですが

芸能事務所に所属していなくもできる活動っていうのはありますので

ぜひ皆さんも小さなことからでもいいので、やってみてもらえたらと思います。

というわけで

今回はこの辺にしようと思います。

これを読んで下さってる皆さんが

役者としてさらに活躍していってもらえることを

祈っています。

最後にお知らせです。

YouTubeのメンバーシップ機能を使った

役者さん向けオンラインサロンをやっております。

メンバーになって下さった方には

オーディションに送るプロフィール用

もしくはご自身のSNS掲載用の

宣材写真の撮影や

月に2、3本の映画の脚本配布

映画などのオーディション情報のシェア

メンバー限定動画の視聴

毎月違う映画監督を講師にお招きして行っている

メンバーの方限定の演技ワークショップの実施

映像資料の作成のお手伝いなど

様々なサポートをしておりますので

そちらご興味あれば

下記のURLからご参加下さいませ。

記事を最後まで読んで下さり

どうもありがとうございました!

木全俊太


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