参りました。 働きたくないけど楽しく生きたい。これは悪ですか? って話です。簡潔に言えば。 でもあれかー三大義務に入ってんのかろーどーって。え、嫌だよそんなの。 だって働きたくないじゃない。責任なんか持ちたくないじゃない。寝てたいじゃない。 以上
めいちゃんへのクリスマスプレゼントのお返しは、フライターグというブランドの、ブルーのバックパックになった。 僕とめいちゃんは、あのサンマルクでの「孤独の森事件」を経てもなお連絡を取り続け、たまに会って食事をし、そして、二泊三日の香港旅行に行くことを決めた。恋人でもないのに。7歳年の離れた男女が。ツインの部屋を予約した。 今になって思えば(「今になって思う」ばかりの人生だ、まったく)、僕はその過程で、めいちゃんを好きになっていたのだ。いかなる意味においても。しかし、例の
クズはニートになった。 無断欠勤したバイト先には、結局一度も顔を出すことなく、そのまま辞めてしまった。無断欠勤を続けている間、意外にも、数人のバイト仲間がLINEで連絡をくれ、僕はそれを1週間以上既読無視した後でなんとか返した。店長や社員さんともLINE上でやり取りをし、退職が決定した。 と、いう話をめいちゃんにしたら、すごく真剣に諭された。 めいちゃんとよく行く新宿西口のサンマルクカフェで、ふと、まあ一応、言っておいたほうがいいかな、くらいの気持ちで「バイト辞めち
今この世界に、死にたいと思っている人間は、一体何人ぐらいいるのだろうか。たとえば、あなたの周りで想像してみてほしい。家族、友人、知人、顔見知り……。今この瞬間、死にたいと思っていそうな人物が思い浮かぶだろうか。僕には一人浮かんだ。 僕がここでこんな文章を書いても、彼女の鬱病は治らない。死にたいと思う気持ちは変えられない。文章は人の命を救えない。当たり前のことだ。本当に彼女のためを思うなら、いくらでもいいからお金を渡して、それを治療なり気晴らしなり、彼女にとって少しでも有