BUMP OF CHICKEN「ロストマン」

久々です。西村公宏です。
noteを継続して書いていくことの難しさにぶつかり、書くことをやめて数ヶ月、いい加減何かを書かなくては。。
とはいえ、従来のお題だけでは書くことがなく、それでは、とりあえず頭にあることを何でも書いていこう!ってことで、突然の好きな音楽の紹介です。
今回は私の大好きな曲、BUMP OF CHICKENの「ロストマン」です。

まずは基本情報をば。
歌詞
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B02580
Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3/sailing_day

2003年3月リリースの曲です。
アニメONE PIECEで使われたsailing dayの方が有名ですが、
私はこっちの方が断然に好きで、今でもよく聴いてます。

この曲の一番の魅力は歌詞で語られる物語です。
BUMP OF CHICKENの曲は、物語性の強い歌詞が多いのが特長です。そして、ロストマンもそうなのですが、ロストマンの場合、その物語が初めて聞いた時の境遇とバッチリハマってて、私の心を鷲掴みにした訳なのです。

物語の概要は超ざっくりと言えば『失った男が再び新しい道を歩み出す』歌なのですが、その描写がとてもリアルで強く共感出来るのですよね。
曲は大きく言って三部で構成されているのですが、
そこの中で、似たような歌詞が三回出てくるんですよね。
それが、

1.選んできた道のりの正しさを祈った
2.不器用な旅路の果てに正しさを祈りながら
3.間違った旅路の果てに正しさを祈りながら

です。
これ、この物語の各部を象徴する歌詞です。
もうね。この心境の変化を、2003年当時の私も同じく体験していたわけです。
当時は、大学院に2年留年した挙げ句中退し、人生の迷子に完全にハマっていた時でした。完全にニート。
これでは人生が詰みかねない中で親に勧められて始めたのが公認会計士試験の勉強です。
2年も留年する前に進路変更しろよって話なのですが、それをするのって膨大なエネルギーが要るんですよ。過去の自分の否定が必要になりますからね。まさに「迷子って気づいていたって気づかないふりをした」状態。
大学院を中退をした時点から徐々に過去の清算が私の中で始まるわけですが、ロストマンを聴くたびにその当時の心境を思い出させてくれます。
ロストマンは歌詞『強く手を振ってさよならを………つげる』から、曲の雰囲気が変わっていくのですが(PVでも、ここから映像に色彩が出てきます)、ここは毎回泣けてきますね。
歌詞『つげる』の前にある「間」がまた良いのです。
失敗を失敗と認めるエネルギーを感じます。

いま、道に迷っている人は是非とも聴いて欲しい曲です。
歌詞を読みながら曲を聴くと、より心に響くと思います。是非とも!

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