見出し画像

前川建築見学ツアー in 音楽堂

大江千里さんのピアノコンサートが(R6.1.9開催)きっかけで興味がわき応募した見学ツアーに当選したので行って来ました。今年の11月で70歳を迎える音楽堂。モダンな建物、木の温もり、音響が素晴らしく、開館当時「東洋一の響き」と絶賛され、木のホールとして親しまれています。
終戦直後、県知事として大空襲の傷跡残る横浜の地にやってきた内山岩太郎氏。その頃県では図書館を建てる計画がありそれにのっかり音楽堂を。しかし、食べ物ない住む家ない。そんなことにお金かけてられるか!!異論続出。内山氏、こんな時代だからこそ、音楽を楽しみに明日への力を養う場所を、、、
会議ではあくまで『公会堂』として話を進める。そして、戦後復興の希望をこめて音楽堂建設となりました。

まずは当時の建築過程の動画を見ながら館長の説明を聞きました。
続いてグループ毎にボランティアガイドが館内を
案内してくれました。
第1楽屋。以前は館長室としても使われていたそうです。
舞台から一番近い楽屋
当時楽屋は2部屋。増築して今は6部屋。
舞台袖
間も無く舞台にたちます☺️
その前に・・・
今日の入りはどんな感じかな?
舞台から客席の眺め
結構一人一人しっかり見えます。
このなみなみ天井は木でできています。
ベニア板でくるみ白く塗っています。
ホールの壁は全て木でできています。
心に響き、ホール自体が楽器のよう。
 ステージカーテンは、 当時のサンプルが残っており
再現したもの(ラメ入り)
開館当時から使っているゴミ箱
開館当時から使っている掲示板。デザインがお洒落。
一面ガラス張りで開放感たっぷり。
開館当時から使っている譜面台と椅子。
椅子の後ろの緑色の部分は昔はクロークだったそう。
建築家前川國男氏のデッサン3点
階段もお向かいの階段とは違う向きに
上の段差部分は会場の座席。
全体のデザインが素晴らしい。
当時はヘルメット、靴もなく地下足袋で作業。
職人の高度な技術が伺えます。
この床は大理石や御影石を砕いてモルタルをまぜる
「テラゾー」という手法でつくられている。
一つ一つ手作り。
よく見ると柱に木目が。
これは木の板で作った枠にコンクリートを流し込んでいるから。
見学が終わり会場に戻る。
音響担当者がその列に音の中心がくるように設定。
席を移動したりして、音の違いを試しました。
照明も落とされてうっとりと聴き入り素敵な時間でした。

曲(2曲)は音楽堂に縁のある方。
1979.3.1および1984.4.3にこの音楽堂で日本公演を行った
リンダ・ロンシュタットさん。懐かしい😌

🕊️星に願いを


🕊️My Funny Valentine

音響担当者よりスピーカー等の説明がありツアー終了。
約2時間でしたが、とても充実した贅沢なツアーでした。
他の前川建築の建物でも見学ツアーがある様です。
皆さんも機会がありましたら是非。
おすすめします。
何はともあれ、千里さんきっかけの前川建築見学ツアー。
見学したのでまた違った感じで聴けそうです。
千里さん、紅葉坂きついなんて言いません😅
次回、神奈川県立音楽堂でのコンサートとっても楽しみにしています。

長くなりましたが、最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました🦉