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目標達成はプロセスを細かく分析することから始まる

降伏論という本を読んだ。
筆者は元プロ野球選手である。
高卒でキャッチャーとしてプロ野球選手となった。

彼がどうやってプロ野球選手になったのか。
一生懸命練習したから?

もちろん練習はした。
しかし練習することをとても絞った。

自分のやっていることが結果の何につながっているのかを明確にする

高校生でよくここまで考えられるなと感心する。
だからプロ野球選手になれるのだろうけど。
彼はキャッチャーだ。
プロ野球選手になるためにはドラフト会議で指名されなければならない。
キャッチャーが指名にかかるとすれば、何をアピールすればよいか?
とにかく肩だ。
肩が強ければあとは何とでもなる。

そう考えた彼は、ファーストにいるランナーが盗塁した際、セカンドでアウトにできるための練習をひたすらした。

1塁から2塁までの距離。
ランナーは何秒で2塁まで到達するのか。
ピッチャーが投げてからキャッチャーが捕球するまでの秒数は。
キャッチャーが捕球してからセカンドに投げるまでの秒数は。

それらを数値化し、分析する。
ランナーが超高校級なら何秒で投げればいいのか。
プロ級なら何秒か。

彼は捕球してからボールをリリースするまでの時間を0.6秒に設定した。
そのための練習をひたすらやったのだ。
そしてみごと、試合中スカウトの目の前で、ランナーを刺すところを見せ、ドラフト会議にかかる。

そうやってプロ野球選手になったまでは素晴らしかった。
目標達成とはこうやってやるんだと。ここはとても参考になった。

しかし彼は6年で引退する。
結局スター選手にはなれなかったのだ。
どれだけ練習しても。


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