亀と黄福で町おこし🐢岡山・美咲【前編】
以前、"カエル"で町おこしをしている和歌山県印南町を紹介しましたが⤴今日と明日は"亀"と"黄福"で町おこしをしている岡山県美咲町を紹介します。今日は前編でカメで町おこしを中心に紹介します🐢
【JR津山線「亀甲駅」】
《ホーム》
今から11年前となりますが、岡山県美咲町の玄関口であるJR津山線「亀甲駅」で初下車しました。美咲町は岡山県中央部に位置する、町内の大半を山林が占め、豊かな自然を有する町です。
「たまごがけごはん」の"黄福"の幟が立っていましたが、美咲町は"たまごがけごはん"発祥の地でもあります。
駅のホームには、長寿や金運、幸福の象徴とされる亀のオブジェがありました🐢こちらには3匹の亀がいました。
《駅舎内》
駅舎の中には、亀グッズを集めたコーナーもありました🐢
古今東西のおもちゃやフィギュア、ぬいぐるみ等々いろんなカメが大集合していました🐢
亀が幸運の象徴であることから願いを叶えようというスポットもありました。
これは映画「幸福の黄色いハンカチ」からヒントを得て始めたプロジェクトで、訪れた人が黄色いハンカチに願いを託すことが出来ます。
今度ゆっくりと再訪問した際は書きたいです!!
私が訪問した際は置いてなく見ることが出来ませんでしたが😢黄色いハンカチの下には衣装ケースが置いてあり、本物の亀が飼われているようです🐢
《駅舎外》
駅舎を出るとビックリ\(◎o◎)/!駅舎全体がカメなんです!!!
亀甲駅のこのカメをモチーフにした駅舎は1995(平成7)年、美咲町の前身である旧中央町が6,000万円もの費用を負担し建設されました。近くに亀の形をした大きな岩(通称:亀甲岩)があることなどから町おこしの一環で、「町民が親しめる駅」に変えました。
当時の町長さんが大の亀好きで、設計図も町長さんが引きました。自ら図面を引いて広い待合室や図書館を作り、同時に屋根を六角形の甲羅にして、頭をくっつけたというからスゴイです!!
亀の頭部が駅舎から突き出ていて、両側の目は時計です⏱
駅舎の屋根は亀らしく甲羅模様です🐢
私が訪問した1年後の2012(平成24)年3月に、頭部の色がはげてきたためリペイントされました。以前は茶色系だった亀の身体を美咲町のイメージカラー"黄色"に塗り替え、明るい印象にしました🐢
私が訪問したのは昼間でしたので見る事は出来ませんでしたが😢夜になると目の時計がピカーッと光るそうです✨
駅の入口左側のオブジェには縦に連なった親子3匹のカメが🐢
駅の入口右側には、1匹の大き目のカメが居ました。
【観光案内板】
駅前の「美咲町文化財探訪」も亀形になっていました🐢
【マンホールの蓋(旧中央町)】
旧中央町時代のマンホールの蓋も残っていましたが、ここにも亀が🐢Vサインをしている町のマスコット「かめっち」がデザインされていました。
【ふれあい亀太郎ロビー】
昭和の雰囲気を残す亀甲商店会沿いに「三咲町役場バス停」があり、その待合室を兼ねた「ふれあい亀太郎ロビー」というトイレ併設の公共施設があるのですが、
この建物にも亀が🐢親亀の上に小亀が乗っています~写真は頭が出ている方ですが、反対側はちゃんと尻尾が出ています!!
【亀甲岩】
亀甲駅の駅名の由来となったのが、この亀の甲羅のような岩「亀甲岩」です。
昔、この地に行き倒れた巡礼者を埋葬した後、埋葬した地から弘法大師の像を乗せて岩がせり上がってきて、現在のような形になったという伝説があります。又、伝説はもう一つあります~
【亀橋】
時間が無く立ち寄れませんでしたが、亀甲岩の近くを流れる川に掛かる「亀橋」の欄干の上にも亀が居ます🐢
新しくなった亀橋の欄干の下にも亀がいます\(◎o◎)/!
【美咲町物産センター】
「美咲町物産センター」の入口にも亀が居ました🐢
ここは、地元産の新鮮な野菜、果物、花きや農産加工品を年中豊富に揃う直売所です。
国道53号線沿いの方には、亀の電光板がありました🐢
《町おこしは"カメ"から"黄色"へ》
旧中央町は以上のように、1995(平成7)年の亀をモチーフにした亀甲駅の駅舎をきっかけに亀の橋が出来、亀の掲示板が出来、21世紀になると「かめっち。」というキャラクターが生まれ、町中に色々な亀が登場しました🐢
しかし、2005(平成17)年、中央町は両隣の旭町、柵原町と合併し、美咲町に生まれ変わると、3町の足並みを揃えるため、亀による町おこしは終了となりました😢
代わって新町、美咲町が目を付けたのは、「日本の棚田百選」に選ばれている棚田と西日本最大級の養鶏場でした。旧旭町出身の偉人が「卵かけご飯を愛好し全国に広めた」と言われることから"たまごかけごはん"でまちおこしを始めました🥚
後編へ続きます。
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