グーグルマップでパチンコ店を検索したことがある人はいますでしょうか？
検索してみるとわかるんですが、基本的にパチンコ店で☆３以上のお店はほとんどありません。
ほとんどが2.0～2.9あたりの数字になっているはずです。
何ぜこんな低いのかというと、負けてイラついたお客が☆１レビューをするからです。

そんな低評価をのぞいてみると

・この店は遠隔操作をしています
・店ぐるみでの遠隔が日常的に行われています
・遠隔で勝たせてもらえません

なんてコメントを見つけることができるはずです。

パチンコ店の遠隔とは何でしょうか？
お客が遊んでいるパチンコ台を店側の人間が遠隔操作して大当たりさせたり、当たらなくさせたりする行為のことです。

パチンコの闇というか噂話となると間違いなく取り上げられるのが遠隔操作にまつわる話。
お客の大当たりを制御して玉を出したり出さなかったりすることなんてありえるのでしょうか？

今わかっている事実を述べますと、
過去に遠隔をしてた店舗は実在し、検挙された事例もあります。

これが今でも尾を引いています。
遠隔の摘発事件で最も有名なのが20年ほど前に発生したボナンザ事件です。

YouTubeにアップされているパチンコ店の関係者の動画でも遠隔が存在するのかどうかというテーマがかなりの関心をもって扱われています。

遠隔操作については、今もあるよ派・ないよ派にわかれてネットを中心に議論され続けているのです。

遠隔操作は今もあるよ説
20年以上前の技術でも遠隔ができていたのだから、今も当然できるし、もっと巧妙に遠隔をすることができるだろう。
だから今も遠隔操作はあるんだよ！

遠隔操作はもうないよ説
店は釘の開け閉めだけで出玉の調節が可能だから遠隔するメリットがない。
というか遠隔ができれば面倒な釘の開け閉めなんてしなくていい。
なにより遠隔がばれた時があまりにもリスキー。即営業停止になるし、系列店があれば全店ペナルティを受けてしまう。
だからもう遠隔操作は存在しない！

果たしてどうなのでしょうか。
パチンカーの友人3名に遠隔はあるかどうかを聞いてみると、
全員「今もある」との答えが返ってきました。
理由を聞いてみると、「イベントの時俺だけ当たらなかった」「なんかパチンコ台が変な動きをしたことがある」「隣に座ったキレイな姉ちゃんが５００円で当たったのは店長が遠隔大当たりを出したからだ」「超激熱リーチを外したから」など自分勝手な理由ばかり。

パチンカーの思考は面白いもので、負けた時は遠隔、勝ったときは自分の実力と思うんですね。

私の考えとしては「さすがに今はないんじゃないの？それに遠隔は出さないより出す方法として使われていたんじゃないの？」というものです。

今はないと思う理由としては
・ばれた時のリスクが極大ということ
まず遠隔操作は遊技台の不正改造に該当するので、即営業停止のリスクがあります。
その店だけではなくほかのグループ店にも処罰が下るので、割に合わなすぎるのです。

・台の入れ替え頻度が昔と比較できないほど早いので、設定変更が追い付かないだろうということ
もし遠隔装置があった場合、パチンコ台に合わせた設定が必要だと思うのですが、昔は３年以上置かれている台もザラでしたが、現在は１年置かれ続ける台のほうが珍しいくらい新台の導入サイクルが加速しています。いちいちそれに合わせた設定などに作り直すことはできないんじゃないかと思います。
また、年々パチンコ台に取り付けられる不正検出機能が改善され続けているので簡単には取り付けられなくなっているんじゃないでしょうか。

・遠隔は出さないより、出すほうに主眼を置いていたんじゃないかなということ
過去に遠隔で検挙されたパチンコ店は「しばらく出ていない常連に出すために使っていた」という話をしていました。
店の重要な収入源である常連さん。毎日来ていても勝てない日が続くことがあります。もしずっと勝てなければほかの店に移ってしまうので、負けがこんでいる常連さんに大当たりをプレゼントという使い方をしていたんでしょう。そんな使い方が店としては長期的な利益になったはずです。
仮に私が遠隔可能なパチンコ店の店長だった場合、出すほうに遠隔を使って集客をします。
店の中で２～３台を選んで大勝ちさせます。大当たりが続くとドル箱が積み重なり、いやでも目立つように積みあがります。それを見たほかの客が「あの店は出る」と仲間内で噂をし、「俺もこれくらい勝てるんじゃないか」と思って遠隔されていない台でたくさん遊技してくれているので、２～３台を出しっぱなしにすることで大きな集客を見込めるわけです。たぶん検挙されたお店でもこんなふうな使い方をしていたんじゃないでしょうか。
しかし現在は、各台の下に出玉をカウントする機械が設置されていること多く、ドル箱を積み上げるタイプの店は減っているので他のお客の出玉はわかりにくく、出しっぱなしにしても集客にはつながらないでしょう。

・まっさきに遠隔の対象になるであろうパチプロ一派（通称：軍団）が遠隔されていないこと
軍団と呼ばれる人々がいます。パチンコだけで生計を立てているパチプロが打ち子と呼ばれるバイトを雇い、団体で店にやってきて釘の甘い台を独占して利益を得ていくのです。
パチンコ店とすれば、せっかく甘くして常連さんたちに打ってもらおうと考えていた台を占領されてしまうので、常連さんが座れなくなって遊べず店に来なくなったり、常連さんたちが甘くない台に座って損を出してやはり店に来なくなるという悪影響を及ぼす存在です。
軍団の存在は店からも常連からも煙たがれる存在で、出禁トラブルも絶えません。
もし遠隔操作というものがあるのなら、軍団に対して徹底的に出さないという方針を取るでしょう。
ですが現実問題、軍団は甘い台から設定値通りの大当たりを出して店から利益を上げ続けています。
遠隔問題である店の店長も「遠隔があるなら軍団に使っているよ」とコメントを出していましたね。

まとめ

ここまでダラダラかいてみたのですが、私も勝てない日が続いたり、期待度８５％の演出を外したり、継続率９３％のラッシュが全く連チャンしないなど、自分にとって不利なことが起こったときは遠隔を疑う時がありました。パチンカーのサガですね。

パチンコに遠隔があるかもしれないとイライラしているのでしたら、簡単な解決方法があります。
それはパチンコを打たないこと。
打たなければパチンコ店が遠隔してもしなくても関係なく暮らすことができます。
負けた！店に遠隔された！とストレスをさらに倍加させる必要はどこにもありません。

ちなみに今のパチンコは遠隔操作ないよ派の私ですが、オンラインカジノについては遠隔操作があるよ派です。
あれはパチンコ以上に運営側がやりたい放題ですし、トラブルが絶えません。トラブったとしても日本の法律が適応されないことが多く、どうにもならないので泣き寝入りするしかありません。
だからオンラインカジノはやめておきましょう。