ザ・ノンフィクションの長谷川さんも結婚されていた

放送回数1000回を超えるフジテレビ系の人気ドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」

去年放送された婚活をテーマにした放送回「ザ・ノンフィクション 結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~ 」は多方面に衝撃を与えるものでした。
ミナミさんという女性を中心とした婚活の模様と、サポートを行う結婚相談所の頑張りが放送されるとネットでは凄まじい反響があり、番組では昨年1番の盛り上がりだったと思います。

私もこの放送を観てショックを受け、番組の感想と主役の一人であるミナミさんのご結婚についてnoteを書かせていただきました。

そしてつい最近になって、放送のもう一人の主役である結婚相談所の植草さんの記事で婚活回に登場していた長谷川さん(仮名)が結婚されたということを知りました。
ご結婚おめでとうございます!

放送を観ていた時は「なんでこんな素敵な人が婚活市場に出てくるんだろう?」という感想を持っておりまして、放送後には「がんばれ長谷川さん!もっと素敵な人がいるよ!」 と応援さえしておりました。
ところが今回の記事を読むにつれて、長谷川にもやはり相応の問題点を複数抱えていることがわかりました。

例外はあるものの、私が現代において最も勝ち組だと思うのは地主です。
それも都内の地主は最強レベルに勝ち組ではないでしょうか。
一流企業総合職の生涯年収よりも山手線内に土地を500坪持っているほうが(資産的には)圧倒的な価値があるのですから。

長谷川さんは地主の息子さんです。
お父さんが東京近郊にマンション数棟、駐車場、貸店舗の広大な土地所有を持っているのですから、この上ない勝ち組の家系でしょう。
そんな最強カードを持っている長谷川さんが複数の結婚相談所で5年も苦闘を続けていたというのは、たしかにおかしな話です。
長谷川が苦闘した理由と植草さんの記事をなぞりながら見ていきましょう。

結婚したいのは「子どもが欲しいから」
長谷川さんは40歳のころに最初の結婚相談所に入会して婚活を開始。
それまでに女性との交際経験はゼロでしたが、子供が欲しいという理由で婚活を始めたそうです。
これは一般的にかなりハードモードのスタートです。
どうしてもかなり年下の女性を狙うことになり、加えてすべてがスムーズにいったとしても、子供が生まれて中学生になるころには長谷川さんはもう還暦となります。

自分の強みを活かさない

男性側の婚活は、自分のよさそうなところを前面に押し出して、とにかく相手に興味を持ってもらうところから始めなくてはいけません。
長谷川さんは親が資産家地主であるという最強のカードを全く使わなかったそうです。
自分の年収を正直に(税金対策の面もあるのでしょうが)450万円に設定していて、お見合いのチャンスを逃していました。
植草さんの指導でPR文章に親が資産家である旨を書くことになりました。
おそらくそれからお見合いに発展する回数も増えたのだと思います。

最悪レベルのマイナス要素 遅刻癖

婚活での遅刻は厳禁です。
最初から時間にルーズな人というのはとても嫌われます。
貴重な時間を使って会ってくれる相手にとって大変失礼です。
私も遅刻だけは絶対にしないようにしていました。
ところが長谷川さんは自分の時計を持っているようで、毎回10~30分遅刻をして振られつづけてしまいました。
遅刻癖と婚活の相性は最悪なのです。

悪いところを思ったまま言ってしまう

その後、30代前半のさやかさんとお見合いが植草さんの相談所で行われ、植草さんが目を光らせていたこともあり交際に発展したのですが、その後の雲行きが怪しくなります。
長谷川さんは思ったことをそのまま口にだす傾向があり、さやかさんに対して「貯金額が少ないね」「体型がちょっとね……(さやかさんはぽっちゃり気味)」と言ってしまいます。言われた相手がどう思ってしまうかまで考えていないのです。
気にしていることをズバズバ言われたほうのさやかさんは当然いい気分になるわけもなく、植草さんに「このまま続けていく自信がない」という方向に傾いてしまいます。

ありがとうはとても大事

それから周りのとりなしもあって、長谷川さんがさやかさんの家に挨拶に行ったのですが、お茶やお菓子を出されたときに「ありがとう」の言葉がなく、さやかさんとお父さんを落胆させてしまいました。
植草さんも記事の中で述べておられましたが、相手の家に行ったときは「ありがとう」を言いすぎるということはないそうで、しっかりした挨拶と感謝は大事なのでしょう。

婚活でお金は正義

さやかさんの家での失態も、植草さん→長谷川さんのお父さん→さやかさんの家庭への電話連絡が行われ、「嫁ぐときに何も心配することはありませんよ」というフォローがされたので事なきを得て、入籍に至ることができました。
こうして長谷川さんの長い婚活に終止符が打たれたのです。

さて、ここまで読んでみて同じことを思った人もいるかもしれませんが、親の資産というアドバンテージがなければ長谷川さんが結婚されることは難しかったと思います。
親の資産がなければ、結婚はおろかお見合いを組むことも難しかったのではと考えると、やはりお金の力は強いです。
残酷な話になりますが、婚活においてお金は強力なカードなのです。たとえそれが自分のお金でなかったとしても。

結婚された長谷川夫妻は現在も植草さんの結婚相談所に通われてカウンセリングを受けているといいます。
当然これも別料金になるのでしょう。一般的な家庭であればそこまで支払を続けることはできません。

ただしお金の力がものをいうのはここまで。
これから先は本当に長谷川さんの力が試されます。
安らかなご家庭を築いていかれることを祈念しております。