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着付を始めようかなあという母(50代)に伝えた話

甥っ子が生まれた話は何度もしているのですが、ちょうどこの年代になると、父も母もちょっと余裕が出てくるようです。
どうやら私たち子供の面倒を見る時間が減ったことで空き時間が増え、習い事や趣味に目を向けるようになってきました。
私が着付を習っていたことや、母方は帯屋だったり、帯の悉皆をしていたこともあり、母が「私も着付を習おうかしら…?」と。
まあ、うちの母は50歳よりは還暦の方が近いんですけど、なんて言ってるアラサーの中村独逸です。

今回は私が母に着付をもし習うなら、と話をしたことをお伝えします。

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ポイント① 着付って意外と体を使う

自分で着物を着るのですから、そりゃあ、自分の体を使うのは当然ですが。
帯を結ぶときに背中の方へと手を回したり、道具を拾うため軽くしゃがんだり、と体をしっかり動かすことになるのです。
夏場じゃなくても少々汗ばむことがあるくらい。
なので、自分の体の調子を見たり、無理せず続けられるようなら、素敵な習い事になります。

ポイント② 褒められるようになる

友達とのお茶で、その友達が着物を着てきたら、「素敵ね」って言いたくありませんか?
それがもし「着付けを習い始めて自分で着てみたの」なんて言われたら「すごい!」って言いたくなるのは私だけでしょうか。
私ももし母が、今日友達とお茶に行ってくるね、と着物を着始めたら、ビックリしながらも、ちょっと誇らしい気持ちになります。

ポイント③ 着物について

本当は最初の着付は自分の寸法に合った着物を使うと良いのです。
理由としては、着物はサイズがないから、とは言いますが、実はオーダーメイド品。
なので、サイズ違いは着付での調整が必要になるのです。
出来ないわけではないのですが、自分サイズを着るよりは技術が必要になってくるため、注意が必要です。
母は私とサイズがほぼ一緒のため、本当にするのなら最初は貸すから、それで始めてみたら?と話をしました。

おまけ 何よりも自分のための時間が嬉しい

これは母が着付を始めようかなあと言っていたときに、気恥ずかしさから直接は伝えていないのですが…。
母は今まで(もちろん今でも継続して)私たち子供のためにたくさんの時間を使ってくれています。
(だからと言って父がそうじゃないというわけではないのですが…やはり一緒に過ごした時間は母の方が多いもので…つい)
それこそ、子供が生まれると、自分の時間ってあってないようなものだったのだろうな、と今甥っ子の世話に追われている兄夫婦を見て感じます。
着物を着ることは私たちには関係なく、母自身のテンションが上がる、母自身がきれいな格好をする、という根本は母のための行動です。
それをしたい、とそう言ってくれるのは、私たちの自立を認めてくれた証のようですし、母が自分自身を大切にしてくれて、嬉しいのです。

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子供が手を離れて、何かしたいなあ、というあなた。
着付を一つの選択肢に入れてみてもいいのかもしれません。
着付を通じてお友達ができれば、一緒に出掛けることもできますし、着物を着て出かけるというハードルが下がります。

職場で母が着付を習うのは少々照れ臭いので伝えていないのですが、小川屋にも着付け教室があります。
チケット制なので、都合の悪いときにお休みもできます。
まずは無料体験で教室の空気を感じてもらえると幸いです。

アクセス
〒371-0022
群馬県前橋市千代田町2-7-15
027-231-6000㈹ 
晴れの日きもの専門店 小川屋
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