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雨の日の着物

こんにちは。
昨日から今日にかけて、全国的な雨模様ですね。

こんな雨の日に着物を着るとなったらどうすれば・・・
と悩ましいところです。

成人式や結婚式など大きな行事の場合は、天候に関係なく着物をお召になりますよね。
では、お稽古や観劇などのお出かけの場合はどうしましょう。

正絹(しょうけん)の着物でしたら「大島紬」「結城紬」といった、糸に撚りがかかっていない紬をお勧めします。
特に表面がつるっとした大島紬は、<雨の日は大島>と言われるくらいです。

なぜ、そう言われるか
それは、大島紬を染める方法にあります。

大島紬の代表的な染め方は<泥染め>です。
車輪梅(しゃりんばい)という木を煮込んだ液と、泥の田んぼ。
これらを交互にしみ込ませるという作業を数回繰り返します。
つまり、何度も水分に浸かり染め上げられていくため、雨に強いと言われています。

着物にもコートがあり、雨専用の「雨コート」もあります。反物を自分サイズに仕立るもの、既に仕立上がっている市販のもの、どちらもあります。

市販されているものは化繊が多く、コンパクトにたためて、お出かけの際にバッグに入れられます。S・M・Lとサイズ展開があり、1つ持っていると便利です。

反物からお仕立する場合、雨コート専用の反物もあります。しかし種類が少ないため、数ある中から選びたいなら、やはり大島紬がお勧めです。
水をはじきやすくするために、必ずガード加工はしてください。

とはいえ、絹はそもそも水に弱いものです。
どうしても心配な時は、化繊や綿といった洗える着物をお勧めします。
とても安心感はあります。


晴れの日きもの専門店 小川屋
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