どうすれば人と深い関係を築くことができるのか?

自分が悩み相談をしたのではないかと錯覚するくらい、どんぴしゃな内容の記事なので、最近よく読み返している。

どうしたらもっと人と深い関係になれるんだろうか。

自分たちの関係について話をしてみるって怖いことなんですよね。そこにはズレがあるかもしれないし、期待はずれなこともあるかもしれない。裏切りだってありうる。
恋愛以外の人間関係で「わたしとあなたの関係性」について語り合うことって、ほとんどないですよね。親子とかでも、そういうことはなかなかできません。だけど、そうやって話をすることの実りは大きい。二人の関係が深まるからです。
傷つくリスクがありながら、それでも深い関係を築くために向き合うチャレンジが必要になる。それが「わたしとあなたの、ここの関係はどうなの?」って問うてみることにつながるんだと思う。

自分たちの関係について話してみることが関係性を深めることにつながるという。

先日、高校時代の男友達と話していて、俺は一人の時間が必要不可欠で、友達と旅行に行ったら次の日は一日休みが必要的なことを言った。

すると、男友達はうんざりした様子で、いつになく真剣な表情になった。

「俺らといるとそんなに疲れるの?俺はみんな楽しんでいると思っているのに、一人だけテンションが違うっていうか」

そんな風に思われていたとは思ってもいなかったので狼狽した。同時に、反発も覚えた。別に旅行が楽しいことや一緒に旅行したいことと、疲れることは別に矛盾しないと思うからだ。

それに勝手に、マイペースで、一人の時間を重んじることを受け入れられていると思い込んでいた。

とはいえ、言いたいことはありつつも、友達は自分の言動に苛立ちを感じ、少し傷ついていた。

申し訳ない気分と、反発と戸惑いを瞬時に消化できず、ヘラヘラと笑い、曖昧な返事しかできなかった。

冒頭の記事を読んで、あの時、自分の感情をぶつけたらよかったんじゃないかと後悔している。

たとえ理不尽だとしても、自分の考えをぶつけるべきだった。

男友達はリスクをおって、本音を伝えてくれた。感情を伝えてくれた。自分たちの関係性を見直すきっかけをくれた。

それなのに、曖昧にごまかしてしまった。喧嘩したらよかったんだ。そうしたら、もっと関係を深めることができたかもしれないのに。

カミングアウトは、「事実を伝えたら終わり」ではない。伝える側と伝えた側が、それによって少しずつ変化していく。続きの物語がある。
カミングアウトはさまざまなところで生じています。二人の関係にかかわる重要な秘密を打ち明けて、関係を再建していくことですから。

この記事を読んで、やはりしっかりと本音で向き合わないといけない。怖くても本音を伝えたいと思った。

なんで本音を伝えられないんだろう。

なぜ曖昧な笑みでごまかしてしまうんだろう。

きっと傷つくことを恐れているからだ。

本気になって、変な空気になるのが怖いからだ。

簡単にあしらわれはしないかと疑っているからだ。

また信じきれていない。これだけ長い時間一緒にいるというのに。

最近は友達といる時はできるだけ本心から遠い言葉を放つこと、本心とは違う表情をしないように意識している。

自然体でいることを意識している時点で、めちゃくちゃ不自然な気もするが、仕方ない。そうやって生きてきたのだ。長い間。リハビリ期間が必要なのだろう。

少しずつ試行錯誤して新しい在り方を見つけて、人と新しい関係を築けるようになりたい。

それが人生を豊かにしてくれると信じているからだ。

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