インドカレーとイノベーション
今日は朝一から営業。
午前の仕事を片付けたあと、昼は最近どハマりしている南インドカレーを食べにいく。店はエリックサウス。
このエリックサウスで出会ったミールスなるものを食べて、一気に自分の中でのカレーの幅が広がり、そしてもっと好きになってしまった。
ミールスとは南インドで食べられる定食のこと。カレーだけでなく、スパイスを使ったおかず的なものや豆と野菜のカレー、酸味の効いたスープのようなラッサムなど、複数のアイテムが大皿に乗せられる。
これらを混ぜる。混ぜると、もう一気に複雑な美味しさになって、もはや神秘すら感じる。
様々な訳のわからないスパイスを研究して、カレーという料理を生み出した先人って、どんな起業家よりもイノベーションを起こしている気がする。凄すぎる食への探究心。インドのどこかの昔の人だと思うけど、カレーを作ってくれてありがとうと言いたい。食べれば食べるほど好きになっていく。
夜ごはんは、鮎の炊き込みご飯、茄子とエリンギのポン酢炒め。
鮎の炊き込みご飯は、ご飯の芯が残りまくりだけど、鮎の苦味としょうゆの香ばしい香りが相まって、これはこれでよい。
そして、ポン酢のポテンシャルの高さよ。茄子とエリンギをポン酢だけで炒めただけなのに、完璧に美味い。
あれこれ調味料をやるより、これでいいんじゃないのと思ってしまう。
いや、シンプルに肉に塩振って食っても美味いのに、そこに飽き足らず、自然界にはない人間だけが知る美味さを探究したインドの昔の人は、やっぱりすごい。
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