インドカレーに迷ったら作り手に回るべし。
昼ごはんをインドカレー屋に食べに行くか、自分で作るか迷う。
迷ったあげく、今日は自分で作ろうと決心する。
印度カリー子さんのひとりぶんのスパイスカレーのアラガンキーマカレーを作った。ナスが冷蔵庫に余っていたので。
結果からいうと、カレーを外に食べに行かず作ってよかった。なぜなら、スパイスから手作りするスパイスカレーの楽しさにやっと触れることができた気がしたからだ。
前回はほんとに基本スパイスだけだったけれど、応用としてレシピに書かれているホールスパイスを使ってみる。
そして、辛味をつけるためにチリペッパーを加えて仕上げた。
いざ実食。いや、なんだこれは、信じられないくらい美味しかった。とはいえ、派手な美味しさじゃなくて、普段の家庭料理のうまくいったときのしみじみ美味い、普通にうめーという感じの安心できる美味しさ。すごく心地が良い。目の前が開けた気がした。
そうか、辛味をつけたければ、唐辛子の粉を加えればよいのか。さらにスパイスを追加するとこんなに豊かな風味になるのか。おもしろい。このカスタマイズ感がスパイスカレーの難しそうなイメージにつながっていて、これまでレシピ通りにしかできていなかったけど、このカスタマイズ感こそが醍醐味だったのかと気づいた。
これはハマる予感がする。
しかも、このレシピ本を見ていると、いろんな組み合わせがあって、簡単にいろんな味を試行錯誤てわきることがわかる。
明日はどんな新しいものに出会えるのだろう。さながら自宅の狭い台所が実験室のように思えてくる。
一冊の本のお陰で、生活がまた少し厚みを増し、楽しみが一個増えた。
迷ったら、受け身で楽しむより、作り出す側に回った方が青天井で楽しめるなとも思った。
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