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2018年、人に勧めた(い)本の振り返り #振り返り #2018 #読書

前回のnoteと同様で、自分の復習がてら、2018年に人に勧めた(い)本を紹介します。

私は、本を読んで行動や判断基準を一気に変えるので、このあたりの本に影響を強く受けて生きているといっても過言ではありません。

ちなみに、写真は読みたくても読めていない本たち(要するに積ん読)です。

各トピック2,3冊ずつ取り上げています。例によって長いので、気になるトピックだけでもチェックしてみてください。

(12/31に、健康1冊とマーケ2冊を追加しました)

ジャンル
・学び方
・身体
・心
・働き方
・効率化
・家庭 x 仕事
・キャリア
・コミュニケーション
・交渉
・文章
・組織
・戦略
・ファイナンス(財務)
・金融
・マーケティング
・行動経済学
・レジャー
・お笑い

学び方

学び方が上達すると何にでもレバレッジが効くので、学び方の本には目が行ってしまいます。

まずは、ハンドブック的に今年手元においていた本を紹介。

内省する、思い出そうとする、関連づける、人に教えようとする、のは学びにつながると書いており、今回のnoteも学びの一貫です。

大人の学びという分野で参考にした本。noteでも取り上げました

自分はもちろん、自分以外の学びや成長を支援するときに参考にしています。

組織内での学びというか知識移転の本。

今年は自主的な勉強会も何度か開いたのですが、もっと早く出会えばよかった。研修をしている若手社員に貸しました。

身体

筋トレの研究を分かりやすく面白く書いている本。

研究者が登場している本は好きなようです。筋トレを始める前に読みました。

病気との付き合い方に関する本。noteでも紹介しました。

クセがある書き口ですが病理の研究者によるもので、明日にすぐ効く知識が満載でした。

僕の中で睡眠本の決定版。

この本を読んでから、毎日8時間睡眠を目標にし、寝る前には本を読むようにしています。

12/31追記:食べるものを選ぶときに、参考にしている本。

この本を読んでから、大戸屋にお世話になる回数が増えました。noteにも書きました

行動の邪魔になるようなモヤモヤは、この本のメソッドで滅却します。

事実が変わらなくても、解釈を変えれば解決することは少なくありません。

仕事系の本ではありますが、問題自体が解決すれば悩みも消え去ります。

間違ったソリューションをしないようにするには、問題解決の手法を知っておくと便利だと思います。職場のデスクに置いています。

働き方

残業というよりも、業務時間を減らすヒントを得るために読んだ本。

感動しすぎて、初めてAmazonレビューまで書いてしまいました。

短い時間でもインパクトを出すために、調査や研究に基づく仕事の書籍はよく読みます。

この本は結構網羅的で、気になるトピックがあれば書籍内検索して内容を見返します。

効率化

1時間単位でタスクを作るとサボってしまうのに気づき、タスクを10分単位で切るようになりました。

まだ森川さんのようにはなれません。

仕事ってなんで終わらないんでしょうか。と思っていたときに参考にした本。

まずタスクを洗い出し、時間の見積もりをして、その差分を振り返り、処理の精度を上げていくやり方です。良いツールがないのが残念ですが、タスクを全て洗い出して見返すのが習慣になりました。

家庭 x 仕事

育児 x 仕事観を変えた本。noteでも書きました

これを読んでから「チームを育児していること」を一つの資産と捉え、育児の経験が強みになるような働き方を意識するようになりました。

私はママではありませんが、会社に勤めながらの子育て実践例に関しては、この本が一番フラットな考えで、事例も豊富なので人に勧めています。

ああ、まさになぁ。ということがたくさん書いてあります。

リビングに起きにくいタイトルなのが残念。でもリビングに置いています。

キャリア

同じ大学、同じ先生のゼミにいた人の本ということもあり、買いました。

転職するつもりがない人でも、マーケットを意識しながら働く思考になると思います。

自分自身が役職としてマーケター職だったことは1年もないのですが、いい意味で「マーケター」への幻想を払拭する材料になりました。

転職というよりも、相手の目指すマーケターキャリアアップ像をすり合わせるために使えると思って人に勧めました。

コミュニケーション

僕は職場の隅っこで静かに作業をしていたい人なのですが、人と話すと割と緊張も相まって饒舌になることも少なくないです。

「緊張するな」と言われても、どこから手をつければいいかわからないとき、この本を読んで自分の状況を振り返ると、ちょっと気持ちが楽になります。

高石さんの本は、読んでいる途中も催眠にかかっている気分になるのでおすすめです。

共感が苦手でも、人とうまくコミュニケーションする方法が詰まっています。

コミュニケーション以外でも、発達障害でも仕事で失敗しないための工夫は、発達障害でない人にも役立つはずです。

交渉

交渉の本は玉石混交で、空振りが多いですが、この本は網羅的かつ実践的で、ハンドブック的に使えます。

輪読とかするのが、おすすめだと思います。

交渉の入門書はたくさんあるのですが、応用編の書籍はあんまり見つけられてません。

その中でも、これは時間軸を伸ばして交渉を捉えるという点で、良い学びになりました。

文章

記事をたくさん書いたり、編集したりする機会が増え、モリジュンヤさんの推薦図書から選んだ一つです。

分かりやすいので、人に勧めることも多いです。

頭でっかちな箇条書きではなく、目的に合わせた箇条書きの方法と考え方を読本。

同僚のスライドにあった文書改善のために勧めました。

組織

新規事業をやることが多いので、参考に読みました。

マーケットも大事ですが、自社組織の協力を得るのがいかに大事かを調査によって実証しており、考え方が大きく変わりました。

「目標数字の分解」だけではなく、いかに組織やステークホルダーのインセンティブを捉えた上でKPIを設定するかを考えられます。

文章はちょっと読みにくいですが、人のウエットな汲み取るKPIマネジメントの話はユニークで面白く、社内施策をする人に勧めました。

僕は他社をあまり意識しないのですが(他社が存在する環境にいるお客さんの状況は気にする)、この短い論文でその意識を一層強く持ちました。

「他社を出し抜いたとしてもチームに副作用がある」というのは、驚きですが納得でした。お客さん第一が良いです。

戦略

「戦略って何?」って戦略コンサルの人に聞いてもパッと答えが出てこなかった体験が記憶に残っています。

この本を読んで、戦略や目的の意識を強く持つようになりました。目的を絞って、リソースを集中させることを最重要視するきっかけになりました。

自社単体だけではリソースが限られるので、市場の様々なプレイヤーと協力して進める戦略について書いた本です。

だいぶ昔に読みましたが、他社との協働を他数推進している同僚に勧めました。

戦略をKPIに落とし込むときに参考にしている本です。

因数分解した指標をまんべんなく上げるようなアプローチではなく、どうKPIを絞るかを解説するこの本は役に立ち、数字を組み立てる人に勧めました。

ファイナンス(財務)

業務で資金繰り関連のサービスを担当しているので話題だった「ファイナンス思考」を読みました。

当初の意図とは裏腹に、マーケティングってPLやBSと相性が悪いかもしれないが、キャッシュフローの考え方は相性がいいな、という謎の持論にたどり着きました。

資金繰りについて、銀行出身の同僚に勧められたので読みました。

分かりやす過ぎて、財務がわからなくても資金繰りができるような気持ちになります。

キャッシュフローの考え方をもう少し補完したくて、評判が良かったので、この本のキャッシュフローの章だけ読みました。

わかりやすく営業/投資/財務/フリーキャッシュフローが理解できました。まえがきも素敵だったので、時間ができれば他の章は読みたいと思っています。

が、時間を作れる目処はありません。

金融

クレジットカードの担当になるときに読みました。

当時は仮想通貨も流行っていて、「信用」の将来像の形を妄想するのに役立ちました。

融資の実情を知るために読みました。

すげー大変だな、って思いました(小並感)。

クレジットカードの文献ってなかなかないのですが、何冊か読んでやはりこの本は決定版だなと思いました。

カード業界の仕組みから、カード決済の仕組みまで、幅広く扱っています。

マーケティング

マーケティングの本はあまり読んでいないことに気づきました。

そして読んで印象に残っているのは、自分の本業と全く関係ないショッピングの話。大量の観察による知見は、気付きばかりでした。

マーケティングは、組織革命とのことです。

組織を変えるつもりでないと、市場を大きくは変えられないのかもしれません。教科書にはあまり無い観点で面白かったです。

12/31追記:マーケ新任者にこの本を勧めたのを思い出しました。

平易な文章で幅広い施策の意図や役割が記述されており、営業とマーケで一緒に読み合わせるのが、良いと思っています。

12/31追記:マーケの考え方を知りたいという事業責任者に勧めました。

直上の本とは逆で打ち手の種類は多くないですが、各施策の狙いやコンテクストまで踏み入った解説は、単なるプロモーション施策事例を見るだけでは得られない理解につながると思って紹介しました。

行動経済学

行動経済学をさらっと知るには、この一冊だと思ったので、社内で何人かに貸しました。

わかり易すぎて、間違っているんじゃないかと心配になるぐらい。

時間がないという気持ちが強かったときに読みました。

「欠乏を感じていること自体」が新しい欠乏を生むことを知り、マインドセットや対処法を変えられました。

専門家(医者)と非専門家(患者)との間に生まれるズレを行動経済学で研究、紹介している本。

情報の非対称性が避けられない場面に応用できると思い、デスクに置いてたまに見返しています。

レジャー

外食の機会をより豊かにしようと思い、レストランとの付き合い方の本を購入。

飲食店側の事情を配慮しながら、経験に紐づくtipsが多くて、最近も人に勧めました。

子供の写真を撮ることが増え、もっとうまく撮りたいと思って読んだ本。

料理も前より上手に撮れるようになり、褒められることも増えました。

でも、取材時のような「ながら写真」を撮るのは苦手になりました。

お笑い

お笑い本を10冊ぐらい読んで、子育て x お笑いのnoteを書いたので、その時読んだ本を紹介。

まずは松本・紳助。

子育て x お笑いのnoteに取り上げなかったのは、高度すぎて自分には取り入れられなかったからです。

世界の笑いの違いを紹介するお笑いオタクの話。

ほとんど経験談に近いですが、世界中のお笑いを尋ね回る記録は希少なので、興味深く読めました。

1年間を振り返ると、本も結構読んでいるつもりになれますね。

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