見出し画像

家族について本気出して考えてみた〜妻の自律神経が出張から帰ってこない件〜

母親の夢を見た。
あれは夢だったのだろうか。とてもリアルだった。
最近、体調も芳しくなく、過去のことがいきなり目の前に突きつけられたようになることが、増えた。フラッシュバックってやつなんだろうか。果たして、これは私の記憶なのだろうか。白昼夢なのだろうか。

私はごく普通の既婚女性。
子供はまだいない。
最近の私は、どうやら自律神経が失調しているらしい。

・便秘と下痢を繰り返す
・体温調節があまりにもへたくそ(手足は冷たいのに、頭が熱くて冷や汗をかいたりする)
・アトピーの悪化
・急な腹痛や吐き気
・ふらつきや目眩がひどく、時々倒れて動けない
・眠りが浅く寝つきも悪い

いくつか内科にも精神科にもかかり、どの医師も皆口を揃えて「自律神経が失調気味なんですね」と。規則正しい生活に自律訓練法やら寝る前のデジタルデトックスやハーブティーやアロマやゆっくり半身浴やヨガにストレッチ、耳マッサージもやっているのだが、まだ改善されていない。
自律神経を専門に診てくれる医者がいないというのは少し驚きだった。「自律神経は自律してますから」と言われて、納得してしまったけれど。

私の場合、交感神経が優位になりがちだそう。納得。ある心理士によれば、「疲労の蓄積」で、ある精神科医によれば「元々ストレスを溜めやすい質」でもあるらしい。

例えば、インフルエンザなら一週間の出勤停止や、癌ならステージいくつだとか、そういうわかりやすい指標みたいなものがなく、症状もとても説明が難しい。求められたところで、説明責任を果たせないことにとても忸怩たる思いはある。この薬を飲めば15分後には落ち着く、とか、そういうの、ないので。本当にその時々で違うし、これから悪化するか、そうかと思えばあっさり治まる場合もあるからわからない。

外出が怖い。
体調の変化は突然やってきて予兆がないことも多いので、外出先で様々な人に心配や迷惑をかけた。思うように体が動かないこと、仕事ができないことはとてもストレスである。

低気圧の日は家から出られない。

夫は、私がうまく説明できずにいるので、理解に苦しんでいるようだ。彼も疲弊しているのだと思う。

これを書いている時点で、書けるだけマシにはなっている。が、もし同じような症状で苦しんでいる人がいたら……少しでも慰めになるかもしれない。そんな、海に手紙を書いたボトルを流すような気分で書いている。

おーい、私の自律神経バランスさーん、よしよーし!君の望みはなんだね?戻っておいでー。出張じゃないの知ってるから。できたら、一緒に出て行ったやる気も連れて戻ってきてよ。
これからはもっと君の声、聞くからさ。

今なら私たち、やり直せると思うんだ。

#自律神経 #コラム #エッセイ #家族 #結婚生活

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?