日焼け止め化粧品の効果とは?|化粧品アウトプット#61
きむっちです。
晴れ間が多くなる夏の時期に紫外線が気になってしまいませんか。
そんなときに役立つのが日焼け止め化粧品です。
紫外線の記事でUVAとUVBのことを説明しましたが、
日焼け止め化粧品と大きく関係するんですよ。
どのように関連するのか、知りたくないですか。
この記事では日焼け止め化粧品の効果について解説していきます。
この記事を読むことで、日焼け止め化粧品の選び方がわかるようになりますよ。
【この記事を読んでいただく前に】
この記事を読んでいただく前に
紫外線のことを知っておくことでさらに理解しやすくなりますよ。
紫外線吸収剤として使われる材料について
紹介した記事はこちら(#31)。
【復習】UVAとUVBの違い
#10でも解説していますが、
簡単にUVAとUVBの違いを復習していきましょう。
● UVA
(波長320~400nm)
● UVB
(波長280~320nm)
UVAよりもUVBの方が光の波長が短く、
人体に及ぼす悪影響が出やすくなります。
SPFとは(UVBの予防)
日焼け止めにおいてSPFはとても大切になります。
SPFとは「Sun Protection Factor」の略で、
UVBを防ぐ目安です。
具体的には、日焼け止め化粧品を塗ったときに皮膚がわずかに赤くなるのが、塗らないときの何倍の紫外線を浴びたのかを示したものになります。
SPFは数値(0~50+)で表されます。
SPFが51以上の場合、”SPF50+”と示されます。
具体的なSPFの測り方については、
この記事の下にある書籍からご覧くださいませ。
PAとは(UVAの効果)
UVAを防止効果を測定するために、”PA”が使われます。
PAとは「Protection Factor of UVA」の略で、
UVAを防ぐ目安です。
測り方としては、UVAを照射して2~4時間後の持続型即時黒化反応をもとにPFAを求めることになります。
PAでは以下の4段階で決められます。
”+(プラス)”の数が多いほど、UVAをカットする効果が高くなります。
PA+ ~ PA++++
【PAの測定方法】
PAでは、ヒトを使って評価します。
測定において被験者の負担、時間、費用がかかることから、
今でもシンプルにするための測定法が検討されています。
SPFとPAの相関関係
SPFとPAにおいて、次のような相関関係があります。
紫外線を浴びる場所ほど、SPFとPAのどちらも高い化粧品を使うことで紫外線による悪影響を抑えることができますよ。
グラフの引用元:こちら
紫外線防止剤と紫外線散乱剤
#31の記事でも紹介していますが、
紫外線を防ぐものとして紫外線防止剤と紫外線散乱剤の2種類があります。
吸収剤の量が多いと「べたつき」、
散乱剤が多いと「きしみ」や「白浮き」が生じることがあります。
最近では、粉体の表面処理や添加剤を効果的に使うことで
このような問題点が改善されるようになっています。
最後に
日焼け止め化粧品において、
次の2つの防止効果で見る必要があることを伝えてきました。
● SPF(紫外線UVBを抑える)
0~50+
● PA(紫外線UVAを抑える)
PA+ ~ PA++++(4段階)
ちょっとしたお買い物と外でのレジャーによって使い分けてみるのもよいでしょう。
次回のお知らせ
次回は化粧品アウトプットとして最後の記事になります。
これからの化粧品について書いていきます。
時代が進化する中でどんな化粧品が求められるのか、解説していきます。
なお、#62~#67の内容については
かなり専門的になってしまいます。
僕自身もあまりうまく説明できない内容です。
もし知りたい方は下の書籍からご覧くださいませ。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
もっと詳しく知りたい方はこちらの本を参考にしてみてください。
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<きむっちの自己紹介の記事はこちら>
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