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6月からメルカリで大きく変わる変革

フリマアプリとして有名なメルカリ。
2021年12月の段階で月間ユーザー数2,000万人を超えたと言われています。

下のグラフからもわかるように、
ラクマやPayPayフリマと比べても
ダントツにユーザー数が多いと分かるのではないでしょうか?

「メルカリ」「PayPayフリマ」「ラクマ」のアプリユーザー数推移 (集計期間:2020年1月~2021年12月、対象デバイス:スマートフォン)
引用元:こちら


そんなメルカリで、
2022年6月16日から大きな変化が起ころうとしています。

もしかしたら、メルカリを使っている方は
すでに知っている内容かもしれません。

しかし、
今日発表された内容だから、
まだ知らない方もいるはず。

では、
どんな内容が変わろうとしているのか?

この記事では、
今年6月後半から
メルカリがどのように変わろうとしているのかを書いていきます。

それに伴って、
僕なりに考察を取り入れてみました。


2022年6月後半から変わるものとは?
-販売者として知っておくべき重要事項-


今日の段階で
メルカリ内ですでに通知されているから、
すでに知っている方も多いはず。

そのため、
先に結論から伝えていきます。


らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便での変更

ずばり、
2022年6月16日から
メルカリでの配送料が値上げされてしまいます

  • らくらくメルカリ便(ヤマト運輸)

  • ゆうゆうメルカリ便(郵便局)

引用元:こちら


ヤマトのクール便でも大きく変わる


ここまで
らくらくメルカリ便についても触れました。

実は、メルカリでは
クールメルカリ便」での配送方法もあります。

僕は使ったことがなかったから、
メルカリでもクール便で発送できるのは意外でした。

ヤマト運輸のサービスだけで見ると、
このように変更されます。


引用元:こちら


クール便で配送する場合でも、
値上げを考えてなるべく小さな箱に梱包すれば
少しは送料を安く抑えられるんですね。


なぜこのタイミングで価格変更されたのか?

そもそも、
メルカリはらくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便での発送の値段を上げることにしたのか?

その理由は物価にあるとされています。

いろんなものが物価上昇しているのはご存じではないでしょうか?

僕がよく利用している飲食店でも
50円くらいの値上げがありました。

メルカリも、この流れにそって
商品価値を上げるために値上げしたのではないのかと考えています。


どのタイミングで配送サービスの利用料金が切り替わるのか?


ここまでの内容を通じて
らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便での
配送料が値上げしてしまうのがわかっていただけたのではないでしょうか。

では、実際にどのタイミングで変更されてしまうのか、
気になるのではないでしょうか。


  • 購入されたタイミング

  • 発送通知したタイミング

  • ポスト投函や手続きをしたタイミング


この3つくらいが考えられそうですね。


ずばり、
購入者が商品を購入した段階になります。

発送通知したタイミング
もしくはポスト投函したタイミングで設定してしまった場合、
判定しにくくなるからなんだろうと考えます。

それに、
投函したタイミングと通知するタイミングがずれてしまったら、
結果として追いかけられなくなるもの。

その分、
”商品を購入”したタイミングなら、
購入された時点での追跡がしやすくなります。

もちろん、
購入者の意図としてわざと遅らせて購入するケースも考えられますが、
購入者にとってもあまりメリットがないわけで。

と言うのも、
メルカリでは出品されているアイテムが購入されてしまうと、
後になってから買えなくなってしまいます。

たとえ、値段交渉して安くなったとしても、
他のユーザーに先に購入されてしまうことも。

たまに”**様専用”というタイトルで書かれていることがありますが、
メルカリとしては先に購入したもの勝ちのルールが継続されています。


引用元:こちら


物販ユーザーでも大打撃


今回のニュースは
物販を専門にしているユーザーにとっても
大きな影響を及ぼしてしまいます。

僕も物販を取り組んでいますが、
物販だとネコポスのサイズに収まる商品がほとんど。

ごくたまに
厚み3cm以上の商品を扱うことがありますが、
それでも厚み3cmの箱に入れば、とりあえず許容範囲です。

もちろん、
膨らみすぎるとダメなんですが。


新料金体制で他の発送方法とどう使い分けるべき?

ここまで6月後半から
ゆうゆうメルカリ便とらくらくメルカリ便で
値上げすることを書いてきました。

「この2つの値上げに伴って
 なんとか安く発送できないのか?」

と考えたのではないでしょうか?

ここで、
今日時点の配送方法の値段表を見直してみましょう。


配送方法早わかり表
(2022年3月現在)

引用元:こちら

長辺 14~34cm
短辺 9~25cm
厚み 3cm以内


郵便局のシステムの料金の値上げは?

この表を見ていただいて
「今のところ、郵便局での従来のシステムの料金は
 変わらないんだろうか?」

と思われたかもしれません。

今のところ、
以下のシステムでは値上げは報道されていません。


  • 定型郵便

  • 定形外郵便

  • クリックポスト

  • レターパックライト

  • レターパックプラス


ここで
商品の重さや大きさを考察しながら見ていきます。


普通郵便(定形外)で送るのなら150g以内までなら同じ

100g以下・封筒に入る大きさ・厚み3cm以内なら
定形外(規格内)の方が断然安いです。

100g以下なら、
普通郵便で送った方が安く済みます。

しかし、
”150g以下”の条件で見ると
同じ価格になってきます。


【普通郵便(定形外、規格内)とメルカリサービスでの送料】

  • らくらくメルカリ便・・・210円

  • ゆうゆうメルカリ便・・・230円

  • 普通郵便(150g以内)・・・210円

  • 普通郵便(250g以内)・・・250円


このデータから、
150g以内の郵便局で発送する場合には
普通郵便を使った方が安く済みます。

ここで、
250g以内の商品となると状況が変わります。

250g以内の商品を送る場合なら、
ゆうゆうメルカリ便を使った方が安く抑えられます。

しかも、
匿名性を担保できる。

ここまでの内容から
送料を抑えることに重点を置くのか
プライバシー漏洩の防止に重点を置くのかで
大きく変わるのではないでしょうか。


250g以上の商品を安く送りたいなら?

ここまでの流れから

「定形外(規格内)の大きさだけど、
 普通郵便以外で安く発送したい」

と考えたのではないでしょうか?

規格内に収まる商品で
らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便よりも
安く送る方法。

それは、
クリックポストでの発送です。

クリックポストでは
以下の条件を満たしていれば発送できます。

ただし、記名での発送となるので、
匿名では使えません。


【クリップポストで発送できる大きさの規格】

  • 長辺 14~34cm

  • 短辺 9~25cm

  • 厚み 3cm以内

  • 重さ 合計1kg以内


ここで、
費用面についても確認しておきましょう。


【クリックポストとの送料の比較】

  • クリックポスト:198円

  • ゆうゆうメルカリ便:230円

  • 普通郵便(規格内・150g以下):210円

*2022年5月16日現在


ほとんどの場合、
メルカリではクリックポストの大きさの規格に入る箱で対応できます。

ダウンジャケットなどの膨らみを抑えられない商品やルービックキューブなどは仕方ないにしても、膨らみにくい商品ならクリックポストで十分。

記名で厚みが出ない商品なら、
クリックポストを使うと安く抑えられるでしょう。


250g以上で厚みのある商品はどうすれば安く抑えられる?


ここから
250g以上で厚みのある商品を
どのようにすれば一番安く発送できるのかについて考えてみます。

250g以上の商品で厚み3cm超えるものの発送方法として
次のものがあります。

  • レターパックプラス
    (記名、入れられれば厚み関係なし)

  • 宅急便コンパクト
    (匿名配送OK、厚み5cmまで)

  • 宅急便・ゆうパック

ここで、
宅急便・ゆうパックだと
今の料金体系でも700円かかってしまいます。


  • ゆうパック(60サイズ):700円

  • 宅急便(60サイズ):700円


宅急便コンパクトも、
新体系の送料と箱代(70円)を含めると
なんと520円してしまいます。

しかも、
今は厚み5cmを超えてしまうと
宅急便扱いになってしまう。

そうなると、
レターパックプラス1本となるでしょう。


【厚み6.5cm以内で匿名性を出すなら、
 宅急便コンパクトがベスト】

レターパックプラスだと、
どうしても相手の住所を知る必要があります。

そうなると、
匿名性は担保しにくいもの。

厚み5cm以内の商品で
匿名性を持たせたいのなら、
宅急便コンパクトを選んだ方がいいでしょう。

ただし、厚み5cmを明らかに超えそうな商品は
控えた方がいいです。

軽い商品で厚みが5cmを超えてしまうのなら、
定形外(規格外)で送った方が無難でしょう。


厚み6.5cm以下で
重さが2㎏以内なら
ゆうパケットプラスを活用して見るのもいいですね。

*ゆうパケットプラス(新料金)520円
 (455円+箱代65円)

ただし、
箱の大きさが17cm x 24cmだから、
このサイズより大きなものを入れるときには要注意です。


これから予想されるフリマアプリの流れ

メルカリは、月間2000万ユーザー以上がいる
フリマアプリのプラットフォーム。

今のところまだ発表されていないですが、
他のフリマアプリも値上げする可能性があります。

メルカリが値上げをしたのなら、
メルカリに合わせにいくことも十分にありえること。

その逆で、
メルカリは送料の値上げをしたけど、
メルカリとの差別化を図るための価格維持を続けることも考えられるでしょう。

すでに今回の値上げを加味して
YouTubeでも動画でアップされているくらいです。

それくらい、大きな変化が起ころうとしているということ。

これからのラクマ・PayPayフリマでの
送料がどのように変わっていくのかを見極めながら
フリマアプリをうまく活用していけるかどうかで
大きく変わるように思います。

1つのプラットフォームで依存せずに
特徴をうまく活かして取り組んでいきたいところです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


【追伸】


ここまで
新料金体系への変更をメインに書いてきました。

メルカリでの変更前の価格について
もうちょっと詳しく知りたい場合は
こちらの記事をご覧くださいませ。


「そもそもゆうパケットプラスってなんだっけ?」と
疑問に思った場合には、こちらの記事で。


記事を読んでいただくだけでも大変嬉しいことではありますが、宜しければサポートいただけますとさらに嬉しいです。よろしくお願いいたします。