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【調べてみた】漫画での「過去」をどう表現するのか?

はじめに

こちらのテキストについてですが、私が日常で感じた疑問と調べてみた結果について記載してみたものです。役立つものがあるとは限りませんが、取り上げた事柄について、楽しんでいただき、少しでも知識をえていただけたら嬉しいです。

今回の疑問

疑問を感じたのはBLUE GIANTの6巻を読んでいた時です。

この漫画すばらしく面白い漫画なのですが、漫画の紹介は置いておいて、一つ不思議な描き方をしているコマがありました。コマの枠線が図のようにギザギザしていたのです。このシーンは過去を振り返るシーンでした。

私は、漫画の読書量でいうと、決して少なくはない方なのですが、それでもあまり見ない描き方でした。というのも金田一少年の事件簿あたりからの手法だと思うのですが、
「過去編=周りをベタ塗り」
というのが常識なのかなと考えていたためです。

調べてみた

「過去編=周りをベタ塗り」がスタンダードかなと思っていたので、他にどういった表現で過去編を表現しているのかを調べてみました。そして行き当たったのがこちらのサイトになります。

こちらのサイトの特に006が適度にまとめられていたので引用します。こちらによると過去編のスタンダードな描き方は3つのようです。

考察

これらの三つの手法は「漫画内で現在=白地にまっすぐな枠線」に対して、なんらかの違和感を持たせそれが異質であることを、比較的容易に表現するために用いられているのかもしれません。このまとめページが全てを網羅しているとは考えにくいですが、今回のBLUE GIANTは例2の枠線で違和感を持たせる手法が一番近いかもしれませんね。

まとめ

今回は漫画の「過去」について、どう表現されているかについて調べて見た結果を記載しました。
記載している途中に学校で習った「現在完了過去」といった概念を思い出しました。「時間を表現する」というのは高い知性を必要とする行為ですので、それに対しての知見を得られたのは興味深かったです。
今回はざっくり調べただけなのですが、本当はもっとバリエーションがあったりするのでしょうか?
その辺は今後機会があれば調べて見たいと思います。

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