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ぬか床の取り扱いで大切なこと。

すでに熟成させたぬか床が販売されているので、購入したその日から家庭でぬか漬けが楽しめるようになりました。

しかも、冷蔵庫に保管することで毎日混ぜる必要はなく、最初のうちは、野菜を入れる際と出す際に念入りに混ぜるだけで大丈夫です。


ただ、1ヶ月以上使ってくるとどうしても野菜の水分が出てくるので足しぬかをいれる必要があります。

足しぬかの仕方はこちら(↓)


そして更に使っていくと、どうしても塩が野菜に入って薄くなってくるのでその際は塩だけを足すようにしてください。

なんとなく、漬かりがわるくなった、味が薄くなった、なんとなくおいしくなくなってきた、と感じるときは塩不足の症状です。


あくまでも上記のことは一般的なお話です。


ぬか床の相談を受ける際に、

「毎日しっかり混ぜてたんですが、○〇〇。」

とよく言われます。混ぜることは大切な作業ですが、混ぜ過ぎもあまり良くないです。酸素過多になると酵母菌が増えやすくなり、乳酸菌、酪酸菌のバランスが取れなくなることがあります。


相手の状態に合わせて対応することが必要なのです。

つまり、ぬか床の取り扱いでいちばん大切なことは、ぬか床をちゃんと見てあげることです。

冷蔵庫に普段保管している前提でいうと、具体的にはぬか床の水分量と匂いです。

ぬか床は生き物です。そのため、日々変化していきます。調子がいいときもあれば悪いときもあります。


毎日ぬか床の状態を気にしていて、あれ?っと思ったときはきっと状態が悪くなりかけのときです。その際は早めに対処してあげることが必要になります。

そのまま気づかずにいると、シンナー臭やシュワシュワ感が出たり、嫌な匂いになったりします。そうなってしまうと足しぬかをしたり、塩を足したりして、数日様子を見ながらの対応が必要になります。

こうなると少し厄介です。混ぜたほうがいいのか、混ぜないほうがいいのか判断が難しくなります。


そのため、毎日ぬか床を見て上げることが必要なのです。

ぜひ、ご自宅のぬか床くん(さん)に名前をつけて、毎日愛情込めて観察してあげてください。

きっと喜んで美味しいぬか漬けを作ってくれると思います!


では、また明日!

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