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悲嘆にくれるオルフェウス[塑像]

※「投げ銭」スタイルです。どうぞさいごまでご覧ください。

タイトルの「オルフェウス」について

ギリシャ神話のオルフェウスとエウリディケのお話は、アポロンの息子(のひとり)オルフェウスが死んで黄泉の国に行ってしまった妻のエウリディケを生きたまま追いかけて連れ帰るときに約束をやぶってとちゅうで妻のほうを振り返ってしまったためにふたたび別れなくてはならなくなってしまったというお話です。ちょっと古事記の伊弉諾(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)みたいなお話ですね。

塑像

粘土は美濃粘土の彫塑用粘土(1kg)です。(かたまりにくい粘土ではあるのですが、こまかい部分はだんだん固くなってくるので。あとからの修正が効きにくくなります。)


顔は大きなイチゴくらいのおおきさです。

ちいさいので顔の造作があまりきれいにしあがりませんでした。

ミケランジェロのダビデ像(身長5.17メートル)みたいにこまかくは描写できませんが、乳首、臍、陰部までいちおうあります。

足元はからだをささえるために粘土をすこし残しています。

うしろから。

右腕がないのは、粘土が足りなかったから、いや、見通しが甘かったからです。

斜め前から。

正面からアオリで。あ……腕が曲がってきていますっ。

解体

さてここからは解体作業です。粘土は重力に負けてだんだん垂れてくるのと、置き場所もないので、(そのままでは)長くは保存できません。

まずは正中線で、まっぷたつ。

残念ながら内臓までは作りこんでいません。

両外面。

眼球はいちおう埋め込みました。

ぐしゃ。

はい、もとの粘土のかたまりにもどりました。

※投げ銭スタイルなので、この後にあるのは感謝だけです。

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スキひとつじゃ足りないっていう気持ちになることがもしあったら、考えてみていただけると、とてもわかりやすくてうれしいです。