ひょんなところから
桜の樹の幹のひょんなところから生えている葉に目がとまって、立ち止まる。
太い枝だってずいぶん生えてるってえのに、いちばん太い幹からいきなり生えだすなんて、いったいどういう了見だ。
細い短い枝が幹からぴょいと伸びて、蝶々みたいな緑の葉っぱをぴょろっとひろげてやがる。
小さい葉っぱだが、なかなかいなせだね。きっぷがいいや。
よく見ると、幹からちょろちょろと萌え出している葉っぱは、他にもある。
事情は知らねえが、せっかく芽生えたんだ。すくすく育てよお。
スキひとつじゃ足りないっていう気持ちになることがもしあったら、考えてみていただけると、とてもわかりやすくてうれしいです。