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木村石鹸スタッフが、自由気ままに書き綴るブログ

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2020年3月の記事一覧

究極の自律型組織、セムコ社のひみつ

この記事の元は2008年1月に書いてる。なので、最初にセムコ社、リカルド・セムラーの本を読んだのは2007年後半ということだろうか。 僕は常々色んな人に言ってるのだけど、僕にとっての理想の会社、目指す方向はセムコ社の考え方だ。 セムコ社はブラジルのコングロマリット。このセムコ社を率いるのがリカルド・セムラーである。僕は会社や経営者が社員をどう見るか、どう扱うかの究極がセムコ社のマネジメントだと思ってる。(というか、「マネジメント」さえない、というのがセムコ社なのだけど)

12/JU-NIにまつわるエトセトラ

先週末になんとか、makuakeでの早割購入頂いた皆様への出荷ができました。(一部、4月以降の受け取りでの期日指定を頂いた方は別) 大変お待たせしてすいませんでした。早い人だと週末に届いて、さっそくご利用いただいた方も沢山いらしたようで、twitterやinstagramに多くの人がコメントをして下さいました。ありがとうございます。 一部の方のみご紹介。皆さん紹介したいですが、、、沢山ありすぎて。すいません! 配送が遅れてる地域もあるようですが、おそらく今日、明日は完了

人の評価は信じることから始める

人を評価することはても難しい。 何のフィルターや色眼鏡なく、人を見ることなんて、人間にはできやしない。 ドラゴンボールのスカウターみたいいに正確に相手の実力や力量を把握できたらいいだろうなと思うけど、そんな世界だと多分、多くの人が絶望感にやる気を失うかもしれない。 良くも悪くも、正確に力を測ることができないから救われてるところもあるだろうし、であるからこそ厄介な問題も多数あるんだろうと思う。 重要なのは、そういうものなのだという前提に意識的であるかどうかだと思う。

スティーブ・ジョブズが愛した音楽【2】ビートルズ

ディランと同じぐらいに愛していたのがビートルズだ。ビートルズとストーンズならば、迷いなくビートルズを選べるけど、ビートルズとディランだとどちらかを選ぶのは難しいと、ジョブズは語っている。ジョブズにとって、ビートルズは、ディランと同じく唯一無二の存在だ。ジョブズがなくなる前に、iTunesでのビートルズの取り扱いができるようになったのは、本当に良かったと思う。ボクは正直、ビートルズはデジタル音楽配信をしないか、したとしても自分たち自身で行うのではないかと思っていた。ジョブズがい

お風呂の鏡が曇って見えない、白いウロコ汚れが取れない、そんな方への処方箋

先日、こんな記事(「何を買ったらいいか分からない人向けの初めての木村石鹸」)を書きました。木村石鹸のルーツはお風呂掃除なんだということで、お風呂掃除用洗剤を2つ紹介させてもらったのですが、実はお風呂掃除に特化したものとしては、お風呂の「鏡」用の商品が2つあります。今回はこちらを紹介します。 お風呂の鏡、曇って見えない... そんな状態ではないですか? 僕はお風呂で髭を剃るんで、その時に使うぐらいなんですが、それでも鏡が曇ってたり、白いウロコ状の汚れが付着してて全然鏡の役目

スティーブ・ジョブズが愛した音楽【1】ボブ・ディラン

ウォルター・アイザックソンの「スティーブ・ジョブズ」を読んだ。 今回は、本書の中身について云々というのは触れず、ジョブズが愛した曲やミュージシャンを2回に分けて取り上げようと思う。 1回目はディラン。2回目はビートルズ。 ジョブズは60年〜70年代のロックやニューミュージックをとても愛していた。中でもディランには並々ならぬ熱意を注ぎ、のめり込んでいる。 ミスター・タンブリン・マン本書の小見出しには、音楽好きのジョブズに配慮してか、ジョブズが好きだったビートルズやディラン

12/JU-NIが繋いだ立ち飲み屋での出来事

先週の連休前、会社帰りの出来事のお話。 帰宅途中の乗り換え駅、大阪にある「淡路(あわじ)」という駅付近で、しばらく忙しくて行けてなかった行きつけの立ち飲み屋に通りかかったら、「いた!あいつや!リンちゃん!(僕の元愛猫の名前)」。 愛猫家繋がりでこの立ち飲み屋で仲良くなった、奄美大島出身のおばさん(通称サスケ ※元愛猫の名前。この店ではみんは通称で呼び合うコミュニティが形成されている)が、呼びつけてきて一杯飲むことに。 サスケさんが髪に潤いがなくて悩んでいると言ったん

経営者やマーケターなら必読~小倉昌男「経営学」

以前、こちらのエントリーでも大好きな本として紹介したヤマト運輸の2代目社長小倉昌男の「経営学」。数ある経営者が書いた経営に関しての本で、僕が最も影響を受け、好きな本の一つだ。 本書は、どのようにして「宅急便」というサービスをつくりあげたかを語った本ではあるのだが、しかし、内容は単なる「成功譚」ではない。 ここに詰まってるのは「企業戦略」のすべてだ。「戦略」を学びたければ、ポーターやコトラーを読む前に本書を読むべきだ。マネージャークラスは必読書だ。騙されたと思って読んでみて

どれを買ったらいいの?~はじめての木村石鹸

木村石鹸に興味を持って頂いてありがとうございます。 木村石鹸、なんか色々面白そうな商品あるけど、沢山ありすぎて良くわからん。何から手をつけたらいいのか分からん! そんな声もたまに聞こえてくる今日この頃。 僕が独断と偏見で選ぶ、まず、これを使ってみて欲しい、という木村石鹸初心者向けの商品ガイドがこちらになります。 お風呂掃除に感動と楽しさを! 木村石鹸の原点には、銭湯用の洗剤があったんですね。当時、業務用の強い洗浄力の洗剤は汚れは落とすものの、タイルを痛め、作業者の負担

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する

「たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する」 これも随分前の本だけど、すごく面白い。読み終えた後にはほんの少し世界や社会の見方が変わるかもしれない。 原題は「The Drunkard’s Walk」。ドランカーズウォークとは、「空間を動き回る分子がたえず他の分子と衝突したり衝突されたりしながらたどる経緯のような、ランダムな動きを表現する数学用語」とのこと。これを「たまたま」と訳したのは素晴らしいなと思う。 そう、この世の中には「たまたま」がたくさん潜んでいる。あらゆる場所や

解決策のプライオリティ付けの方法

何らかの課題に関して解決策を考えるような会議はたくさんあると思います。 ●●●の売上をもっと伸ばしたいとか、顧客の解約率を減らしたいとか、優秀なスタッフを採用したいとか、会社には色々な課題や問題があるものです。 むしろ、会社とは、こういう問題をつねに解決して行かなけばならない組織とも言えるわけです。 そこで課題や問題に対して複数人でディスカッションし、色々な解決案・プランがあがってきたとしましょう。 上がってきた解決案にどうやってプライオリティを付けていくのが良いでし

プライスレス 必ず得する行動経済学の法則

「プライスレス 必ず得する行動経済学の法則」─ これも随分前に読んだ本だけど、すごくよく纏まってて面白かった。 行動経済学、行動心理学を経済やマーケティング理論へ適応したものだと、「予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」」や、「影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか」あたりが有名で非常に面白いのだけれど、本書もこれらに負けず劣らず刺激的で面白い。この二冊にも登場する人間の行動の本質を解き明かす実験がいくつも本書にも登場し、内容として被る部分も少なか

「ザ・プロフィット」で紹介されてる23の利益モデルのまとめ

久々に、「ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか 」を読み返してみた。 この本は、ビジネスの仕組みやモデルを、どこから利益が生まれるかというポイントからモデル化して整理している本だ。最初読んだ時は、中途半端な物語形式に嫌気が刺したが、何度か読み返すたびに、「利益」というところに着目して、ビジネスを見てみるということが、物凄い発見だということがよくわかるようになった。 本の中では23の利益モデルが示されている。中には、それが「モデルなの?」ってツッコミ入れたくな

「スマート・プライシング 利益を生み出す新価格戦略」

「スマート・プライシング 利益を生み出す新価格戦略 」 企業にとってプライシングは極めて重要なマーケティング要素の1つだ。だからプライシングに関して分析した本や、プライシングの理論書などは数多く出ている。 本書は、プライシングの理論や手法を取り上げたものではない。本書で紹介されるのは、ここ最近に登場してきた新たなプライシング方法だ。その新しいプライシングを採用する業界や企業の紹介とともに、そのプライシング手法のメリット、そのプライシングがもたらすメリットや効果、そのプライシ