7月から8月は不登校脱出の大チャンス

7月~8月。

この時期は、ほとんどのお子さんが夏休みに入ることでしょう。

そのため、「学校に行かない子供」も割と安心して過ごせるイイ時期です。

もともと学校に行かなくていい期間なのですから、学校に行かないことに対する罪悪感が生じにくく、精神的にラクになれるんですね。(私も不登校だった頃、学校が夏休みに入るとなんとなく気持ちがラクになったものでした)

子供だけでなく、不登校の子供を持つ親御さんの側も、なんとなく気持ちが落ち着きやすい時期でしょう。リラックスできる時期だと思います。

そのため、こういった「親子ともに安心できる期間」こそ、不登校好転のビッグチャンスなのですが……

大半の親御さんは「不登校サポートをサボってしまう時期」にしてしまいます。「子供も夏休みに入ったことだし、私もちょっと一休みしよう」と考えて、不登校対応が頭から抜けてしまう親御さんが多いんですね。

それは、本当にもったいないことです。

目の前にビッグチャンスがあるのに、それを生かすのではなく、逆に「子供を悪化に向かわせてしまう時期」にしてしまっています。

もう一度言いますが、夏休みのような「親子ともに安心できる期間」こそ、不登校好転のビッグチャンスです。

夏休みは親子ともに落ち着いている → 親子で落ち着いて話し合うチャンスが増えてくる

夏休みは親御さん自身が落ち着いている → 自分自身の不登校対応を冷静に振り返ることができる

このように通常よりも対応改善しやすい期間ですから、この時期をどう過ごすかで夏休み明けの明暗が分かれるのです。

夏休み明け(始業式)に「突然、子供が学校に行き始めました!」と興奮ぎみに喜びの報告が入るケースは偶然ではありません。そういう奇跡的な好転事例に至るのは、その親御さんが夏休み期間中に集中的に対応改善をはかっていたからなのです。

ですから、ぜひ、この夏休み期間を最大限に活用していただき、夏休み明けにハッピーな展開を迎えていただきたいと思います。

<追記>

私のホームページに掲載されてある「親御さんからの喜びの声」をご覧いただければ分かるとおり、不登校対応は親が対応を間違えなければ必ずうまくいきます。

喜びの声はこちら→ http://www.futoukou24.jp/voice 

大半の親御さんは自分自身の対応を過信していたり、正しい対応のしかたを知ってもそれを継続できなかったり…で、結局は子供の不登校を悪化させてしまうんですよね。

悪化に歯止めをかけ、改善の方向に向かいたいなら、まずは、今まで以上に謙虚になって自分自身(親自身)を変える強い決意をすることをお勧めします(^^)

木村優一

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