壊れる物、壊れない物:物の扱い方一つで変わる世界
「万物に生命は宿ります。どんな物でも粗末に扱えば、早く壊れるだけでなく、タイミング悪く壊れます。
どんな物でも大切に扱うと、壊れにくく頑張ってくれます。」
「このパソコンは、よく壊れるんだよ。」
パソコンに詳しいAさんは、苦い顔をして目の前にあるデスクトップパソコンを軽く叩きました。
パソコンを見ると、カバーが外され中身が見えるようになっていました。
パソコンを買ってから、Aさんがハードディスクやメモリを増やしたようです。
確かに、Aさんはパソコンのことをよく知っていて、パソコンの改造を熱心に行っています。
しかし、パソコンを大事にしているわけではなく、道具としての使い勝手を良くしたいようでした。
キーボードの叩き方がとても乱暴で、横で見ている私は
「もうちょっと丁寧に使ってあげたらいいのに。」
と思うほどでした。
実際、Aさんのパソコンは、半年の間に何回も壊れて、OSの再インストールを行なっていました。
パソコンが壊れるとAさんは、パソコンの悪口を言っていました。
パソコンのような無機物であっても、意識があります。そのため、粗末に扱うと仕返しするように壊れます。
私もパソコンを使っていますが、強くキーボードを叩かず、優しく扱います。ノートパソコンを持ち運ぶ時は、衝撃を与えないように気をつけています。
また、いろいろな仕事をしてくれるパソコンには、感謝の気持ちを心の中で伝えるようにしています。
すると、パソコンはほとんど壊れることなく動いてくれます。また、壊れる時は大事な用事が終わった後に壊れます。
私がそのことに気づいた大きなきっかけがあります。
以前、鍼灸師の国家資格の勉強のために、パソコンで勉強をしていました。
国家試験の前日までは、連日パソコンを長時間使い、問題を解いていました。おそらく、一日10時間くらいは、パソコンを使っていました。
そして、国家試験の終わった翌日に、パソコンは突然電源が入らなくなり、壊れました。
それまで壊れる兆候は一切なく、機嫌良くパソコンは動いていました。
結局そのパソコンは廃棄することになりましたが、私が困らないように最後まで頑張ってくれたのだと思いました。
パソコンだけでなく、私が大切に扱っているものは、壊れにくく長持ちします。
一方で、私と同じモノを持っていても、すぐに壊れてしまう人もいます。
すぐ物が壊れてしまう人は、物を大切に扱っていないことが多いです。
物には意識が宿るので、大切にしてくれる人に対しては、壊れないように頑張ってくれるように思います。
しかし、物を大切にしていても、すぐに壊れてしまうという人も中にはいます。
その理由として
・その人に邪気が多い
・その物に邪気が多い
が考えられます。
強い邪気を持っていると、その邪気が物にも入ってしまい、劣化を早めてしまいます。
逆に、元々邪気が多い製品は、劣化が早くて長持ちしにくいようです。
万物に生命が宿ると言いましたが、生命が宿るということは、邪気の影響によってダメージを受けます。
こういった理由を知っているので、私はなるべく邪気の少ない物を選びますし、物についた邪気をこまめに取るようにしています。
写真は、浅草寺の五重の塔と、スカイツリー(左側)。
五重の塔は何百年も経過していますが、スカイツリーはどれくらいの持つのでしょうね。
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