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ここではないどこかへ 旅と引っ越し

わたしは旅するのが好きだ。
と言っても、筋金入りのバックパッカーや
パスポートにハンコだらけの方々には
足元にも及ばないであろう。

だけど、何も飛行機に乗って遠くに行くことだけが
旅ではないということは知っている。
旅は、自分がそう思えば旅になる。


以前からフォローさせていただいている
岡田悠さんの記事では、
家の中でさえ旅ができることを証明されていた。

著書も購入し、非常に共感しました。


ここではないどこかへ行くという行為は、
安住の地へ帰るまでの一定期間の旅だけではなく
わたしにとっては引っ越しも
同等のエスケープだと思っている。

新しい街へ、家ごと旅、である。

引っ越して新しい街で暮らすことは、
慣れていない街並みに上手く順応し
新しい環境に柔軟に対応する。

それは、
行ったことのない国に降り立った時の非日常感
ちょっと似ていると思うのだ。

ただ外国と違って、日本語が通じるし
困った時の切迫感は薄い。
だから心に余裕があり、純粋に新しい環境を楽しめる
素晴らしい旅。

散歩で見つけた景色の良い場所、
ふらりと入った思いがけない素敵なお店、
路地裏でのきれいな夕焼け。

旅で味わう醍醐味が、
引っ越した新しい街でも同じように味わえる。


だからわたしは引っ越しも好きだ。
自慢できることではないが、
環境が変わることに抵抗がないので
社会人になってからこれまでに、
計7回も引っ越しをしている。
どの街も、思い出がたくさんたくさんある。

自分の中に、確固たるベースがあれば、
物理的な拠点はどこだっていいのだ。

人生自体、旅のようなもの。
これからも固執した心を持たず
身軽に柔軟に、
ここではないどこかへ行くことにチャレンジしたい。

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