女の子がかわいいのは、本当にかわいくないから神様が与えたせめてもの鎧と思う。
女の子がだいすきです。
だって、かわいいから!!
かわいいお洋服とかお化粧を楽しんでる時、女の子でよかったなと思うし、生まれ変わっても女の子になりたいです。
子どもも女の子がいい。とにかくかわいいものを与えて、とことんおませさんに仕立てたい。
あと、わたしは絵を描くのが好きなのですが、昔から女の子の絵以外は好きじゃありません。ずーーーっと女の子ばっかり描いちゃう。
そんな感じで、女の子の(外見的に)かわいいところがだいすき。
でも本当に、女の子の(本性って)かわいくないんですよね……。
もちろんこれは自分の含めて、です。
ずぶといし、現実的だし。
そうじゃない人もいるだろうけれど、基本的な根本はみんな同じではないでしょうか。
男の子って、どうして「意味のないこと」を楽しめるのでしょう?
対して女の子って、どうして「意味のあること」しかやりたくないのでしょうね?
この差って、大人になるごとに顕著になっていく気がします。
いつかの『月曜から夜ふかし』(日テレ系)で、金沢大学の男子寮で伝統的に行われているという「北溟サーキット」なるものを見て、そんなことをしみじみ感じたりもしました。
素っ裸の男の子たちが、何の恥じらいもなく、ただひたすら湯船のフチを滑ることに全力をかける。
まるで全国大会を目指すスポーツマンのようにキラキラした目で「僕はスピード重視なので、面ではなく、点で滑るようなイメージでいきます!」と、得意げに話す。
コーナリングをキレイに曲がりきれるまで、何度も何度も繰り返し、お腹はもう真っ赤……。
ねえ。本来、体を癒すための風呂場で、なぜあえて体を痛めつけるの??
「伝統」っていうけど、守り続けるべきものなの??
それ、一体何の意味があるの???????????
まったく理解不能でしたが、その様子をみていたわたしは涙が出るほど爆笑し、
「ああ、これが男の子の根底なんだなあ」と思いました。
同時に、「これだから、男の子にはかなわないなあ」とも。
だって、わたしは女の子だから、意味のないことに時間なんてかける気にならない。
花の命は短いんだから、人生「巻き」でいかないと!!!
女の子はとことん現実的で、とことんかわいげのない生き物で。
だから女の子の体が男の子の体よりもやわらく、華奢にできているのは、
「見かけくらい、かわいくしてカバーしてやんなくちゃ、バランスとれねえだろ!」という神様のご配慮なのかもしれない……なんて。
できれば時間は無駄にしたくないし、意味のあることだけをやりたいんですよね。
でも本当は、意味のないことを楽しんでしまうような生き方に、とても憧れてもいるんです。
わたしも女の子だから、ついこんな現実的発想になってしまいますが……新しい発見や進化は、「意味のないことをつきつめること」から始まるような気もするから。
そう思うと、生まれ変わったら男の子になって、素っ裸で湯船のフチを滑り倒すような、意味のないことを全力で楽しむ生き方も悪くないかも……なんて思ったりもします。
(だからって、湯船のフチ滑りをつきつめたところで、何か発見や進化があるとは思えないけれど!)
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