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500w

ワットとも

草とも


「w」

どう読みどんな意味だと受け取るだろうか。wを使う場面は10通りあるらしいが、前後の文脈があるから意味合いを間違えて捉えることは少ないだろう。

ダブリュー【W/w】 の解説
1 英語のアルファベットの第23字。

2 〈W〉《west》西を示す記号。

3 〈W〉《woman》女性を表す略号。⇔M。

4 〈W〉《(ドイツ)Wolfram》タングステンの元素記号。

5 〈W〉《watt》電力の単位、ワットの記号。

6 〈W〉《waist》胴まわりを表す記号。ウエスト。

7 〈W〉《world》世界を表す略号。「—杯」

8 〈W〉《week》週を表す略号。

9 〈W〉ダブルを表す略号。「—ワーカー」「—ベッド」

10 〈w〉《「笑い」のローマ字書きwaraiの頭文字から》インターネット上で俗に使われる記号の一。文末につけて、笑いを表す。複数を重ねて使用することもある。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

基本的な使われ方は、何かの略語か記号。数字の後に用いられることが多い印象である。異色なのは10番めのwaraiの頭文字をとって、文末につけて使用するパターン。年代は限られる気はするものの、今や身近な使い方になったので相手を選びながらたまに使う。文末につけるといっても、長文より短文だったり一言のみの時につけることが多いように思う。例えば「マジかw」「聞いてないw」「おけw」のように使ったり、もはや「w」「www」のように単体で使ったり。

「500w」とだけ書かれていたら、どう捉えるかによってその人の生活が垣間見れるような気がする。「500ワット」と読んだら、お料理の際に電子レンジをよく使う人なのかもしれないし、コンビニ店員さんなのかもしれない。「500草」と読んだら、年齢的にそこまで上の方ではない人かもしれないし、趣味でインターネットをよく利用する人かもしれない。前後に記述がなければ、どちらと捉えても正解である。

単に自分がワットという意味で書かれていていたのを、なぜか草と脳内変換してしまい少し凹んだことから「w」の意味を調べてみた。読み方によって人の人生が現れるから面白いなと思う。電子レンジは毎日使うし、インターネットもよく利用するし。草と読んで凹んだけども、今までそういう世界を覗きながら生きてきたんだから、自分にとっては当たり前なんだよね。今回調べてみてwaraiの頭文字を取っていたとは知らなかったので、くだらないことで悩んでよかった。

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