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邦画に全く興味がなかった私が邦画を観るようになり人生が変化したこと

私は3年前まで
邦画への興味が全くなく

何故ならばあの微妙な感情表現が全く汲み取れず
意味を捉えるのが難しくて、

高校以来ほとんど観ていなかったのだ。
ハッピーエンドで明るい
とてもわかりやすい洋画が好きでした。

しかし、3年前キノイグルーさんの野外映画上映のボランティアをした日から変わったのだった。

このような東京タワーのしたで、映画上映されるまえに
親睦を深めるために
ボランティアがまず集まって好きな映画(少しテーマがあった)
を一人一人話していた。

私はとにかく映画の知識を深めたかったので(フィルマークスをやってなかったのもある)

一人一人の好きな映画をメモした。(そんな人誰も居なかったが一つ一つ感性が近い子の好きな映画は大切な気がしてメモしていた。)

気づけばノート3ページにびっしり書いてた。

皆から一番好きだ。と話を聞いたのが

樹木希林さん主演、河瀬直美監督の「あん」だ。

これを紹介してくれた男の子は
沢山の映画を観ていて

映画で泣いたことがないが
この映画だけは泣いてしまった!と言ってて

皆が「わかるー!」と言っていて

その偉大さを感じて
私は数日後一番に観たのだった。

観て、
ほんとに心が電流走ったみたいに

ビリビリした。今までこんな作品を観たことがなかったし

今まで映画を観ていたのはこの映画に出会うためではないか?
と感じたくらいだった。

それから私は、
おすすめされた何個か邦画を観た後、(1人でシンゴジラを観に行ったこともあった)
ネットでレビューをみて探すのは
とてもいやだったので(感性が近いかもわからないし
沢山の人が携わって作った物を批判してる文があることが苦手だった)

「邦画好きな会」へいったのだった。

この会はこの日以来開催されてないが

レコードバーで
好きな映画の予告を流して

それについて語り親睦を深める会でした。

それがとてつもなく面白かった。
何故ならば今までより初めて会った人の人柄がすぐ掴めたし、
これまで感じたことが無いくらい感性が近い人たちにみえた。

今までイベントへ行ってもコアな会だとそこまで友達が出来なかった。
知識が必要だったし、私はいろいろ覚えるのは苦手である。

なので乏しい知識では映画のボランティアでなんて
1人も友達ができなかった。

努力はしたし友達になりたかったのだが、
縁というものはお互いに何か与え合えないと繋がらない。
それは言葉にはならないものをおくりあってるとおもう。

だけど贈りあえないときは縁が無いものだ。それはとてもさみしいことだ、だから、
多分すぐに別のイベントへ参加したのだと思う。
 

この会では全員友達になれそうな気がしていた。
私は今まで、性格の優しい友達は多いが

自分の知識が薄いのもあり、
映画がすごい好きだったり好きな感性が近い友達は2,3人で

女系家族のせいか、
女友達がとても多く
男友達はほぼいなかった。

会えば当たり障りのない「恋愛」「仕事」「日常」の話をしていたのだ。

だけどほんとは
「絵画」、「映画」、「音楽」の話が深く出来る友達がほしかった。
何故ならばそれが好きだし、その世界に1人で居ても
なんとなく広がることはなく感じていたからだ。

そして私は恋愛話が苦手だ。

実際の恋愛に落とし込むのが
照れや不器用さからできず
不得意である。恋愛そのものも下手である。

何度も同じ話をしてしまうので
ならば話さない方が気がらくなのである。

男友達とはそういった話にはならず、
たまーに深い恋愛の話になっても異性なので意見を、求め合うこで押しつけず気が楽である。

そこで出会った友達に教わった映画もすぐに観たら、
自分の人生とダブる内容で 

そういった辛いことって忘れなきゃいけないこと
として捉えてたが
こうやって作品になり皆から賞賛されていることで溶けていくなにかを感じた。
重々しい物苦手だったけど、それは過去から目を背けているだけだと知った。

ここから私は自分の過去と向き合って受け止めていくことができるようになった。

そこで出会った友達と今でも仲がよく
沢山の話をしている。
映画、音楽、絵画、恋愛(たまに)、仕事、過去の話を全部はなせる友達も居る
(今まで受け止めきれない友達が多かったから話せなかった。)

そうやって何でもとことん話せる友達がいることは幸せなことだと感じるし、自分は凄く変わったと感じる。

言えなかったことを言えるようになって
さっぱりしたし男の子へ理想を押しつけなくなった気がする。

いつでも話を聞いてくれる男友達は冷静で
私はとても別の方向からアドバイスしてもらうことが楽しい。

女友達もさっぱりしていて何でも話せるようになっている。

人生の分岐点は人との出会い(会社や仕事も人と考えている)
でしかない気がしている。

私の大きな分岐点は邦画を観ること
だっただろうと、今もおもう。

このことで
好きなことを深めると
出会いたかった人に出会えるのだと思った。
そしてまた好きなことを広げてくれる。

今までもあたたかい友達と出会っていたが

心がつながる
大切な人ばかりである。

縁はそうやって大きなものとなるのだと知った。

私はそういった意味では人を選んでいる。
今の時間が繋がって人生になるんだから、
遊ぶときは本当に好きな人といるべきである。

そうすれば過去に憧れるのではなく、

今この時点がいつも最高な幸せな日となるのだろうと思う。

これをみたひとが自分の好きな感性を広げて
行動して、気の合う友達をみつけてくれたら幸いです。

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