アイス時間
溢れてしまったアイスを自分で無理やり溶かして
流れ着いた先には
待ち構えてくれてる器があるし
おいしいものも並べてあるのに
どんなアイスにすればいいのかわからなくなっている。
そういえば前のアイスは嫌いなとこもあったのに
いつかそれすら好きになり
嫌いになりかたを忘れた。
嫌いになりかたを忘れて、
好きになりかたを忘れた。
同じ甘さなのに何故だろうか。
すぐ思い出せる頭の中のアイスと
今ここにあっても
形にもならないものが存在しているだけで
スプーンですくうこともしないから、
いつか時間とともにきえてしまうかも知れない。
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