毎朝、コーヒー豆を挽いている。習慣となったので当然コーヒー豆はガンガン減る。無くなるから南牟婁珈琲に発注する。豆が届く。の繰り返しである。いつものようにレターパックで豆が届いた。毎回同じ量を頼んでいるはずなのにふくらみがおかしい。発注量間違えたかな。

ゴトリ。

ｯｯｯ!!!!!

なんの前触れもねぇｯｯｯ!!!!! 

唐突にレターパックから転がり出た100mlボトルは当然の様にそこにいた。驚きしかない。名前も書いてないそいつ。oshinやりやがったな。”実った”な、と。

と、いう事で唐突に新作が発売されます。

名前はPerique（ペリック）です。oshinの言葉を借りると、ラタキア葉を軸として、少し甘味のあるトスカーナ煙草、灰、木酢を合わせたいわゆる「酸っぱタバコ」な感じ。フルーツ系香料も清涼剤も使っていない（構成上は）極シンプルな煙草系フレーバー、とのこと。

BaksLiquidLab.ウェブストアにて12/22AM9：30より先行販売、来年1/13（月）AM0:00より一般販売開始となります。

Perique開発にあたってのストーリーや成分詳細については代表＆製作者・調香師であるoshinのブログをご参照ください。今回は特に全てのBaksLiquidLab.リキッドについてのお話もあるので読み応えありです。個人的にも色々思い出す深い読み物となっております。

ここより下はPeriqueを吸った自分の感想となります。 

予想もしていないボトル送付。しかも名前も書いてないので新作のイメージは全くZERO。oshinに慌ててLINEをするも「まずは先入観なしに吸ってみて」と。手厳しい。今回はなんのヒントもなしだ？おーやってやろうじゃねえかァ！！！！（さみしい）

まずは脳みそにあるすべての”香りの引き出し”に手をかけながら香りを嗅ぐ。Vegasがいる。たしかにいるぞ。Vegasに似た”気”を感じる。Vegasの娘か？孫か？いとこか？という距離感。「ああ、言われてみれば顔似てるねぇ。そっかVegasの親戚かぁ」という感じ。

そして無心に吸う。目を閉じ、集中。実際に初めて吸った時の興奮冷めやらぬメモを残してあるので貼っておきます。ファーストインプレッションは大事大事。

”下手な鉄砲かずうちゃ当たる”はず。香りと味を単語に並べ替える。めっちゃ愛読しているシングルモルトウイスキー大全風に。必死である。VAPEを始める前に吸っていた紙巻きタバコのナチュラルアメリカンスピリットの黒箱ペリックの香りと風味を感じた。

純粋に美味い。複雑に絡み合ったフレーバーなのだろうけれども、シンプルに伝わってくる香りと味。今のアメスピがひっくり返っても作らないであろう”VAPEリキッド””ミスト”のアメスピだと思った。排気後に口中に残る香りや味や渋みは紙巻のソレに近い。

我々素人には想像もつかない感性にて生み出された味と香り。根底にはいわゆる”バリキラボ”みに溢れている。

やってくれた。また想像の壁を破ってくれたな、と。

もう60mlは吸った。これは永遠に吸えるやつである。

今回のPeriqueの特徴としてクリアロマイザー（FOG1やPETAなどビルド済コイルユニット交換タイプ）、PODタイプ、コットンビルド、メッシュビルドで吸い比べた場合、クリアロマイザーやPODでも十分に美味しいというか、むしろそっちの方が好みであった。こりゃすげぇ。「このアトマで吸うと美味しいよなぁだって作りがこんなに工夫されてるからなぁ」ではない。おそらくPeriqueの基礎体力がはんぱないのだ。Periqueのリキッドとしての地力（本来持っている力）がものすごい強い。全くアトマを選ばない。何で吸っても変わらない力。完全に平等な世界が作られた。平和。peace。

最近は木工細工にハマっている弊社代表＆調香師oshinであるが

今日見たら漆塗りに挑戦してた。自由か。MMOの生産職キャラかお前は。

だけどぜんぜんいいぞ。木工細工でもジム通いでも彫金でも陶芸でもカバディでも料理でもなんでもどんどん好きにやってくれ。それがアイデアとなりヒントとなりひらめきとなりBaksLiquidLab.リキッドが実るのであるから。

oshinという実のなる木を見ているとおもしろい。それは唐突に実る。自然に実る。肥料をやっても水をやっても早く実るわけではない。我々はただただ、じーっと体育座りをして待つのだ。

皆様、先行発売日には必ず手に入れて頂きたい。な？だろ？と早く言いたい。自分は一般販売日までチビチビ吸って、店頭に並んだら即大量にストックせねばならぬ。これは守護らねばならぬ。

来年になったらおれんちにおいでねPerique。