「黄金崎不老ふ死温泉」。

旅番組や
雑誌の温泉特集でよく見かけるこの温泉。

関東からは遠いのですが、
長いこと「是非泊まりたい」と憧れていた
この温泉。

願いを叶えて来ました。

お天気に恵まれ
日本海に沈む夕日を眺めながらの露天風呂は
感激ものでした。

……………

深浦町で７月の観測史上最大の
雨量となった先週15日の大雨。

こちらのお宿でも
名物の海辺の露天風呂が
水没してしまいました。
　
本館の施設の一部が浸水するなどしたため
通常のかたちでの営業再開のめどが
立っていない、とのこと。

去年の大雨でも
ほぼ同様の被害を受けていて
ようやく復活したところだったそうです。

ニュース的には
再度大雨の被害にあってしまった観光地の
悲劇を強調するような報道をしていますが

不老ふ死温泉は
普通に新館（宿泊施設）は営業しており
私も充分に楽しんで帰って参りました！

……
国道から海へくだっていくと、
不老ふ死温泉の看板。

本館および
海辺の露天風呂への道が損壊してしまいました。

新館（宿泊施設）はこちら。

ロビーは広くて明るい雰囲気。
左の壁際に事前チェックアウト精算機があって
古い施設ながらも近代的。

館内の壁には「漫画でわかる津軽弁」が
掲示されていて楽しいです。

客室は全てオーシャンビュー。

施設は新しくはないですが、
部屋の畳やふすま、
壁紙が新しくきれいで清潔感がありました。
掃除もきちんとしてあって
不快な思いはしませんでした。

部屋の窓からは眼下に海が広がり、
眺めの良さが抜群でした。

お風呂用のタオルが
かわいいパッケージに入ってました。

館内を探検しに行きます。
本館への渡り廊下までは行くことができました。

そこから見えたのは
土砂に埋もれてしまった（らしい）
海辺の露天風呂、涙。

本館へ降りていく道。
復旧工事が行われています。

立ち入りできたのはここまで。

一度部屋に戻ると
オレンジ色の太陽が海に沈みゆくところでした。

　
日本海に沈む夕日は
「ジュッ」って言うらしい…
その瞬間は露天風呂から見たくて

急いで新館の温泉に行きました。

「不老ふ死の湯」露天風呂は
まさに、まさに絶景でした。

夕焼けに染まる海。
沈んでいく太陽。

鉄を含む茶褐色の塩味のお湯で
浴槽には湯の華がびっしり。
濃い温泉が楽しめました。

内湯には、温泉と沸かし湯のジャグジーと
サウナと、水風呂。

※撮影禁止のため写真はサイトからお借りしました。

温泉は鉄臭くてしょっぱい。
入浴中はベタつきヌルつきを感じますが
入浴後はさっぱりサラサラ。

暗くなるまで
お風呂で幸せな時間を過ごしました。

夕食時間はチェックインの時に聞かれるのですが
日の入り後の時間に合わせて
最終の19時半にしました。
（フロントに「本日の日の入り時刻」が掲示されています。）

食事は２食ともバイキングですが
この「五感のふかうらバイキング」
ほかのものとは一線を画します。

お刺身も美味しく、
ホタテやサザエも大きくプリプリ。

何より、ふかうらのマグロが好きなだけ食べられるという最高な食体験が出来ます！！

ご飯にはイクラ乗せ放題！
お肉料理も、バラ焼きから角煮から鶏の照り焼き、
豚肉のホイル蒸し…
太麺焼きそば、若竹のおでんも美味しかった！

デザートまでしっかり。

満腹満足で
眠りにつきました。

翌朝のお風呂は
男女入れ替わっています。

朝の露天風呂の柱には
大きなカニさんが遊びに来ていました。
楽しい。

朝食は6時半から９時までです。

地元食材がならび、
ハタハタの焼き魚やほっき貝のサラダ
りんごのカレーなど
普段見慣れないものもあって、
楽しくおいしくいただきました。

粘り濃いのにサクサク切れるトロロ！

朝からお刺身！

ハタハタが美味しかった！

手作り豆腐、ホッキ貝サラダ、
「ツルツルワカメ」などなど
ここでしか味わえないものも。

チェックアウトの時
客室に「ブヨ」の注意書きがあったことに
気づきました。

怖っ…

確かに露天風呂では
ブンブンブンブン色んな虫が飛んできていたし、
たくさんのハエ叩きも常備されてました。

夜は立派なカミキリムシもいたし。

知らないって最強。
刺されなくて良かった…。

ずっと行って見たかった不老ふ死温泉。
期待通り素晴らしいところで

露天風呂が復活した暁には
また来よう、と決めました。

スタッフの方もとても良い接客で
皆さんお会いすると挨拶してくださいますし
到着時もわかりやすい説明。
笑顔。
かわいい津軽弁。
全部素晴らしかったです。

祈念早期復活！！！！