この土日は二人の友人に会った。
二人とも、いわゆる「士業」と言われる職業に就く人たちで、一人は外資系、もう一人はグローバルな日系企業に勤めている。

一方私はとある日系企業のグループ会社に転職したばかり。
学生時代は同等、もしくは私の方が優秀だったように思うのに、今では年収も、世間体も彼らに大きく差をつけられてしまった。

３０歳を目前にして、人の幸せの形はそれぞれだと感じる。

時には夜を徹して働いて、人の何倍も給料を稼ぎ、自分の母親を海外旅行に連れて行ったという話を聞いて、そんな働き方は自分には到底できないと感じたが、お金があることで叶うこと、できることの幅が大きく広がるようには感じた。

私はしっかりと働いているけれど、まだ親の脛を齧ってばかりではないか。ヨーロッパ旅行になんか連れて行ってあげられない。そんな経済的な余裕はない。

私はしっかりと働いているけれど、徹夜で業務に当たったことなんてない（シフト制だった前職を除いて）。若いうちしかそんな働き方はできないだろうけれど、もう２０代も終わろうとしている。このままでいいのだろうか。

そんなモヤモヤとした思いが頭の中を巡る。

一方で私には大切にしたいものがある。
家族との時間だ。
そして、近い将来新しい命を迎えることができたらいいと思っている。
その準備期間として今できることを一つ一つ積み重ねているのだ。

３０歳を手前にした思い。
まだまだ悩むことは多いけれど、向き合っていきたい。