初期のインストアライブ。

アイルランドの姉妹デュオです。

この曲は発表当時にネットで出会って、その鮮烈な歌声にノックアウトされました。なんといいましょうか、肉声の持つパワーに圧倒されました。姉妹だからなのか、似た声質の掛け合いは心地よく、それでいて刺激に富んでいます。1stアルバムは、とにかく肉声の持つ迫力と強烈なバイブレーションに圧倒される1枚です。

2012年にセカンドアルバムを出していたのですが、ジャケットデザインの方向性も変わっていて、気づいたのはしばらく後のことです。1stもジャケット変更の上で翌年別のレコード会社からリリースされていました。

こういう音楽って、聴いて「いいな」と感じるかどうかが勝負なように思います。勢いのある若さが、ちょうど良く結実して生まれた曲。

3年後の2ndではもう失われてしまっている、アマチュアっぽさそれ自体が魅力として働いていた女性フォークデュオ。荒削りだろうがなんだろうが、素晴らしい音源が生まれてしまうことってあるんだなあ、と。

いささか破天荒でエキセントリックにも聞こえる1stのHeathersが大好きです。