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Kindle Unlimitedで今なら読める! 2023.04 08 「ゴブリン令嬢と転生貴族が幸せになるまで」

ひさびさにKIndle読み放題で1巻を読んで、我慢できずに続きを購入してしまった作品です。

元は小説家になろう掲載のネット小説なのですが、ネット公開分がもともと簡潔なバージョンで、単行本はオリジナルに近いのだそうです。ほぼ2倍は様々な描写が増えているとか・・・。そこまで言われたら、ダイジェストのネット版で済ませられないではないですか。

異世界転生を絡めていますが、それは本当に設定の一部として利用しているといったところ。基本波瀾万丈の恋愛物語です。でも何より、設定とか筋立て以上に、文章そのものが味わい深いという、要はきちんと小説しているところが魅力です。

ラノベって、極端なものになると、設定とキャラだけを立てて、テンプレ展開の中でテンプレなやり取りをして、という、ある意味パターン化されたものも結構あります。「ゴブリン令嬢」はどちらかというと、ラノベにありがちな設定を使って恋愛小説を書いた、といった感じ。

もともと西部劇でもスペースオペラでもロマンスでもミステリでも、エンターテインメントとして生産される小説の大部分はテンプレやらパターンやらに則った量産作品です。でもたまにあるんですよね。そこからはみ出ちゃう作品が・・・。

2巻で一応の結末らしきところまで行き着くのですが、後書きによれば3巻もあり得るらしいです。

ヒロインが現実離れした可愛さなので(笑)、読めば記憶に残ること間違いなしの1作でした。

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