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ジャズサックスレッスンレビューNo.03

本日もジャズサックスレッスンレビューです。

先日行ったレッスンをご紹介します。

レッスン歴7年、60代男性。
経験は大手音楽教室でサックスを10年程、その後、ジャズアドリブ未経験からのスタート。
レッスンの頻度は月2回、1回のレッスン時間は120分なので、毎回たっぷり練習、勉強しています。



まず最初は基礎練習から。
マウスピースとネックのみの基礎練習。
息から小さな音を立ち上げる練習、音の出だしを大きくない音で時差なく吹く練習、テンポ60で20拍のロングトーン、ベンド練習をじっくり時間を掛けて。

これらの練習は良い音を作っていく上でとても大切な技術なので時間を掛けて丁寧に練習してます。

次はサックス本体をつけて、サブトーンの練習、1音1音、少ない息、小さな音を支えます。
この練習を行うことで、力ずつで音を出すのではなく、必要最低限の息で音を出すことが出来るようになり良い奏法が身につきます、
数年かけて丁寧に練習していきます。

次はタンギング練習。
様々なテンポで正確に、下のつきかたを均一になるよう気をつけながら行っていきます。

その次はコード練習です。
まずメジャートライアド&マイナートライアドの交互練習を基本パターン、テンポ90で16分音符で吹く練習をしました。

そのあとは、メジャートライアド、マイナートライアド変化させる練習。
慣れてきた人ならスケールも交えて行っていきます。

メジャー、マイナーのコード進行は多くのジャズスタンダードに含まれますので、この練習を日々行うことで、それらのコード進行のアドリブ時に的確に3度を意識してフレージング出来るようになります。
レッスンでは、上記のフレージングをそれらの曲の上で当て嵌める練習も行っていきます。

次はツーファイブをパズル、組み合わせる練習。

この日はまずマイナーセブンスではこのきっかけ固定でやりました。

ハンクモブレーなども吹くオーソドックスなビバップリックです。
度数は12345321。
まずこれをコードネームのみ見て12key練習をしました。

そのあとはこのフレーズキッカケで、2小節目のフレーズをパズルしていきます。

最初はオーギュメントです。
G7のルートからオーギュメントで下記の様に下降していきます。
これをコードネームみて12キーで。

次のフレーズは#9、♭9、そこからオーギュメントが組み合わさったカッコいいフレーズです。
スタンリータレンタイン、パットマルティーノなどはこのフレーズを多用します。
やはりこのフレージングをコードネームをみて12keyで。

この辺で一旦休憩、2時間レッスンの時は途中ちょっと休憩します。
地元スタジオのレッスンだったので休憩時間はレコード鑑賞。

この日はチャーリーパーカー直系、素晴らしいアルトサックス、チャールスマクファーソンのアルバムから2曲聴きました。

後半はまず、ブルースを題材に、ユッティ先生が弾いたフレーズを真似してもらう練習です。
何回もフレーズを聴いて、サックスで同じフレーズを吹いていきます。
ワンフレーズずつ、ワンコーラス分を聴き取り、再現、そのあとは分析、解説。

そのあとは、このソロをFのブルース、Dのブルースに転調していくところまで。
これらの練習、トレーニングはアドリブを習得する上で必要な能力なので、しっかり行っています。


その次はG7でのフレーズをジャズスタンダードのオールザシングスユーアーのドミナント部分に当て嵌め練習。

オールザシングスユーアーには、ファイブが15箇所出てきます。
そして9のキーが出てきますので、この曲で当て嵌め練習をするのをオススメします。

当て嵌め練習を否定する先生も多いですが、該当箇所で、正確に適切、効果的なフレーズを吹くことが出来なければそれらを応用したり、変化したりすることは出来ません。

正確に当て嵌めが出来てこそ、どう自然になるようにするか、音楽的、ジャズ的にするか考える余裕が生まれます。

しっかりアドリブを習得したい人は是非参考にしてみて下さい。

最後は最近練習しているデクスターゴードンのオリジナル曲「フライドバナナ」(It Could Happen to Youの替え歌)をセッション、苦手な箇所の練習、適切なフレージング、スムーズなフレージングをするにはどうすれば良いかなど指導しました。

ということで、盛りだくさんの120分、沢山練習、勉強しました。

ジャズの習得、アドリブの習得にはとても時間が掛かります。

テクニック、知識、ジャズの言葉、フィーリング、反射神経、応用力など、多くのことが必要です。

何となく闇雲に、適当に練習していると10-20年経っても何ひとつ明確なことが吹けない、何ひとつ理解してないということになってしまいます。

しっかりレベルアップしたい、バリバリアドリブ取れるようになりたい方は是非ユッティ先生レッスンへお越し下さい。


ビバップを深く理解したい、習得したい方は是非レッスンにお越し下さい。
このnoteやYouTubeチャンネルの内容を更に深掘り、研究、実践的なトレーニング、効果的な練習の仕方など教えてます、
初心者の人には基礎の基礎から時間をかけてテクニック、知識、アドリブ力が身につく様に指導します、
5年後、10年後にビバップが吹ける様に、どんな曲でもアドリブバリバリ取れる様に、順序、学ぶペース、ひとりひとりの個性に合わせて指導致します。
ご興味ある方は体験レッスンをお申し込み下さい。

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