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父と母の最期の教え①022

ここ2.3日、続けて父と母の夢を見ました。
普段あまり夢には出てきてくれませんが、久しぶりに会えました。

特に何かを伝えたそうでもなく…どうしたのかしら?
と思いつつ、2人の最期を思い出したので、書いておきたくなりました。

母は、前にもお話ししたとおり、六十歳を迎える年に早逝しました。
病いを患ってはいたのですが、生死にかかわるものでは無かったはず。

前日、実家に帰っていた私達家族と夕食を共にし、「明日は結婚記念日の食事に行って来るから、また連絡するね」と言って別れたのに…
(私達夫婦の結婚記念日の翌日に母は旅立ちました)

その日の朝、父が気づいたときには、もう息を引き取っていたとのこと。

早朝、父からの電話で知らされ、駆けつけたときにはもう、救急隊員が帰り、警察の検死が始まっていました。(自宅で亡くなった際は警察の方が来ます)
急性心不全とのことでした。

あまりの呆気なさに、すぐには涙さえも出ませんでした。

茫然自失の父の代わりに、あれこれ手配したり、遠くに赴任中の弟に連絡したり、3歳の息子を夫に任せ、気丈に立ち回りました。

毎日のように電話するなど、精神的にすっかり母に依存していた私ですが、それを機に、やっと自立して一人前になれたように感じています。

それまではペーパードライバーでしたが、手続きやなんやで車で出かける事にも迫られ、怖いことも忘れ、運転できるようにもなりました。
(今ではゴールド免許✨お陰で車通勤もお手のもの!)

夢にも思っていなかった、突然の別れ。

やっと、心から泣けたのは四十九日を迎える頃でした。

必死でした。

あれから、もう27年。

今、母と同じ歳を迎えた私は、朝目覚めたときに、「あぁ、今日も生きて目覚められた」と思うところからスタートします。

そして、心から自分の心臓に感謝します。
本などで、「人は生かされている」とか「自分の身体に感謝しましょう」とか書かれている事があります。

頭では分かっていても、なかなか深く理解できなかったのですが、今では生きていることに心から感謝して一日が始められます。

精神的な自立と感謝して生きること

それが、母が最期に教えてくれた事です。

改めてお母さんありがとう😊

伝えられなかった言葉を、今、伝えられる事に感謝です。

一年後、あなたにそっくりの孫娘が生まれましたよ!

それもあなたからの贈り物だと感謝しています。

その娘に支えられて、今の私があります。

その①母の教えは、ここまで。その②は次の機会に。

お付き合いくださり、ありがとうございました😊


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