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事前予想

メモ

✅前日の雨の影響で少し重めの馬場
✅内が少し荒れて若干外有利の馬場
✅前半5F 61.9
✅後半5F 59.2
✅後半3F 34.0
✅スローペースで後半の瞬発力勝負
✅内がよくなかったが故に先行有利とはならず
✅オークス+トライアル上位組が上位独占

前日の雨の影響で重馬場発表でしたが、時計的にはそこまで時計のかかる馬場ではなかった印象です。

コナコーストがスタートよく飛び出してハナへ。それにコンクシェルらが続く形。隊列がすぐに決まったことでコナコーストの鞍上鮫島騎手が自由にペースをつくることができました。おそらくスローになったのは、コナコーストに距離への不安があったことが一因ではないかと推測します。

坂の下りから一気スピードアップし、直線を向く前からリバティアイランドが早めに仕掛ける展開となりました。そのまま一頭で抜け出したリバティアイランドが勝利し三冠を達成。2着は最後方付近から素晴らしい脚で差してきたマスクトディーヴァ。3着は前目につけて粘り強く脚を使ったハーパー。最後に差してきたドゥーラが差のない4着となりました。

今回は、結果的にトライアル上位組(モリアーナ、マラキナイア、マスクトディーヴァ)とオークス上位組(リバティアイランド、ハーパー、ドゥーラ)が掲示板を独占しており、この世代の上位はこれらの馬と考えてよいでしょう。勝ち馬以外では、持続力に強みを持ち、苦手と思われる瞬発力勝負でも上位に来たハーパーとドゥーラは古馬になってからも期待できる強い馬ではないかと思います。

馬場状態

10/15(日)7:00
クッション値:8.6(標準)
含水率(芝ゴール前):13.2%
含水率(芝4コーナー):11.7%
使用コース:Aコース(内柵を最内に設置)
芝の状態:先週の競馬による傷みは少なく、引き続き良好な状態

レースラップ

過去5年(2016-2020)の平均ラップと2023年秋華賞のラップ比較

レースレベル

秋華賞 過去5年(2017-2020年, 2023年)

比較可能な同日開催の芝のレースがなかったため、過去の秋華賞と比較することでレースレベルについて考えます。

今年は重馬場での開催となりましたが、他の芝レースでは上り33秒台が出ていたようにそこまで時計がかかるという印象はありませんでした

そのことを踏まえて全体時計を見ると、過去5年で一番遅い勝ち時計となっています。前半5Fが61.9とこちらも過去5年で一番遅い時計であるため、今年はスローペースとなったことで勝ち時計が遅くなったと考えてよさそうです。その代わりに後半5F 59.2という数字はアーモンドアイの年に次いで第二位の早さです。

今年の勝ち馬リバティアイランドは後傾ラップの瞬発力勝負が苦手でハイペースに強い馬だと考えており、今回の時計でリバティアイランドの実力を疑う必要はないと考えます。

過去の勝ち馬をみても、歴史に名を残す名牝ばかりであり、それらの馬と比較しても今年のレベルは同等とみてよいと思います。2着以下の馬たちも総じてレベルが高いと考えてよいのではないでしょうか。

ピックアップ馬

1着 リバティアイランド

単勝1.1倍、複勝1.0倍というG1でも中々お目にかかれない支持率を集めました。その期待に見事にこたえて三冠を達成しました。オークス終了時点で歴代最強牝馬の可能性が高いと評価しましたが、その考えはこのレースを終えても変わりません。強さについてはあらゆるところで語られており、私から語ることはないので、弱みについて少し触れておきます。この馬が負けるとすれば、スローからの瞬発力勝負でしょう。(新馬戦で31.4という異次元の上りを使っているため異議を唱える方もいらっしゃるかもしれません。)この馬が唯一負けたアルテミスS、そして今回の秋華賞のパフォーマンスはこの馬にしては低いものでした。これらのレースに共通するのは明らかな瞬発力勝負となったことです。よって、注意すべきはレースペースだけではないかと思います。今後さらにタイトルを積み重ねて、歴代一の名牝になることを期待します。

2着 マスクトディーヴァ

道中は中段より少し後ろ。直線では追い出しが遅れて大外を回す競馬となりましたが、最後に素晴らしい脚で差してきました。上り3Fはリバティアイランドよりも早く、このメンバーでも能力上位であることを証明しました。前走ローズSはレコード決着となったハイレベル戦。そこで非常に強い横綱競馬をしており、陣営のコメント通りこの秋になって本格化へと近づいたと考えられます。後半のスピード持続力勝負となればリバティアイランドにも迫れるレベルなのですが、まだ適正面での底をみせておらず、経験したことのない条件で人気になるようであれば疑う余地はあるでしょう。個人的にはエリザベス女王杯よりも東京競馬場のレースで適性を試してほしいという気持ちが強いです。

3着 ハーパー

戦前の調教や陣営コメントを見る限り、今回は休み明けで狙いは次なのではないかと考えていました。レースではリバティアイランドより前に位置しており、漁夫の利を狙わずこの馬の適性を存分に生かす競馬をしたことが好走要因の一つだと思います。(枠的にそうせざるを得なかったとみてもよいかもしれません。)この馬は今年のオークスのようにスタミナが問われるレースへの適性が高いと考えており、今回の秋華賞や春の桜花賞は適性外だったと思います。それでも上位を確保できているあたり本来の能力はかなり高く、この世代では上位の一角とみて間違いないでしょう。ハーツクライ産駒で今後の成長も見込めることから、牡馬混合の王道レースでも活躍が期待できるかもしれません。直近ではエリザベス女王杯にルメール騎手で挑んでくるのであれば主役の一頭になり得ます。

4着 ドゥーラ

この馬もハーパーに近いタイプで、スタミナが豊富な馬です。今回の秋華賞は本来得意とするレースではなかったはずですが、3着に等しい4着まで迫ることができました。鞍上も馬の特性を完全に理解した騎乗をしており、適性の高いレースに出走すれば崩れることは少ないタイプかなとみています。春はマイル中心の牝馬路線で苦戦しましたが、1800m以上の距離ではどのレースでも強い競馬を見せており、クイーンSで古馬相手に通用することも証明済み。今回馬体重を大きく増やして好走できたことで今後の成長も見込めます。今回上位に来た馬と同様に今後の古馬路線でも活躍する可能性は高いとみます。

独り言

リバティアイランドの3冠達成は素晴らしいですね!👑 川田騎手のインタビューにも感動しました😭

馬券は対抗にマラキナイア、3番手にヒップホップソウルを選んだことで外れ(´;ω;`) 回顧で個別に触れてはいませんが、この3頭はハイペース想定で選んだ馬でもあるので、今回の結果で評価を落とす必要なないかなと考えています。

特にマラキナイアは内枠から窮屈な競馬を強いられ、初の2000m、テン乗り、レコード明けのレースと厳しい条件が揃う中で上位に来れているので今後の逆転に期待したいです!


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おず




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