見出し画像

「ちょイケじぃじぃの独り言」: 日経ビジネス「ダイキン野生の経営」【世界を制す4兆円の中小企業】

1  はじめに

  私は、関心があった「日経ビジネス」を定期購読していて、自由時間は十分
 あるので、気になった記事を整理しました。

2  今回の特集 :   「ダイキン野生の経営」【世界を制す4兆円の中小企業】

 (1) 創業100年の空調最大手、ダイキン工業の2023年度の全社売上高は4兆24
  00億円、海外売上高比率は83%で、多くの日本企業が「失われた30年」に
  あえぐ中、ダイキンは対照的に順調に成長を遂げてきた。
   世界全体でも、主要な個別市場でもナンバーワンの座は渡さないと、ダイ
  キン工業の世界戦略が勢いを増している。
 (2) ダイキン工業は、米国市場の2度の撤退を経て、大型買収をテコに、自社に
  有利な規制や統計を全面に押し出す「ルールメーキング」でのロビー活動で
  環境性能規制変更を働きかけ、米国での空調シェア1位奪取をついに照準に入
  れた。
 (3) ダイキン工業は、空調を利用する習慣がなかった欧州で、いち早く開発・生
  産に乗り出す一方、きめ細かい営業とサービスでの「どぶ板営業」で、欧州
  や日本の競合を突き放す。
 (4) ダイキン工業は、空調業界で30年もの経験を重ねていたインド人を責任者
  としてスカウトし、インド市場に合わせた現地化の徹底により急ピッチで事
  業を拡大しているが、14億人市場を狙うだけでなく、アフリカ市場の攻略拠
  点としても活用しようとしている。
 (5) 井上会長(89歳)と十河社長(75歳)は人事畑が長く、最先端の人的資本経営
  で、実行力に優れた人材の層の厚さと隅々まで行き渡った闊達さを生み出し
  その柔軟な組織が社員に自律的な活動を促している。
   * ダイキンの強さの原動力
     ① 「部門横断」:  調達や生産など関連する全部署から出席
     ② 「現場主義」:  現場で最も詳しい人物こそが発言
     ③ 「即断即決」:  意思決定できる役員が出席
   会長と社長は毎年4月、新人教育研修に張り付いて自ら教壇に立っている。
   社長は本誌のインタビューに、売上高が4兆円を突破しても「意識としては
  本当に中小企業です」と答えている。

3  その他の内容

 (1) 日経平均株価は、これまで中国に投資していた海外マネーの一部が日本株に
  流入し、バブル期につけた最高値を更新して4万円に到達した。
   株高の直接のきっかけは、生成AIの需要増を見込んだ半導体関連銘柄の上
  昇である。
   もっとも、この買いが持続的かどうか見極めるには3つの点に留意しなけれ
  ばならない【①国内総生産(GDP)②労働分配率③ドル建て日経平均株価】。
 (2) インターンに参加したことのある学生が、過去最高の約9割に達している。
   実際に仕事内容を知ってもらうことで「配属ガチャ」と呼ばれるミスマッ
  チを防ぐメリットがある一方、インターンが実質的な選考に組み込まれるこ
  とで学生の負担は増している。
 (3) 睡眠障害の世界的な深刻化を背景に、世界市場90兆円超とされる「スリー
  プツーリズム(良質な睡眠を得るための旅行)」が本格上陸しそうで、市場の
  裾野は宿泊業や健康管理サービス、マッサージやヨガと幅広い。

4  「ちょイケじぃじぃの独り言」

  多国籍のダイキン社員が本誌の表紙を飾っているが、その表情は明るく、逞
 ましく、①「熱意あふれる」社員の割合が5%②「エンゲージメント(会社・職
 場などに対する信頼や貢献意識)が高い」社員の割合が6%と世界的にも危機的
 な日本の状況は、この表紙からは感じられない。
  また、会長(89歳)と社長(75歳)も本誌に掲載されているが、その表情は凛
 々しく、年齢を全く感じない。
  この前、テレビのバラエティ番組に70歳代のベテラン男優が出演し、孫みた
 いなタレントとじゃれ合う姿を見てガッカリしたが、ダイキン工業の会長や社
 長の表情を見ると、私も「老いと闘える最後のチャンス」である70歳代を私
 なりにチャレンジしていきたいという気持ちになった(年金生活であるが)。
  日経平均株価は、昨年も5月と6月だけで15%上昇したものの、その後は一進
 一退で、今年も1月と2月で17%伸びているが、先週からは下落基調である。
  本誌では、日本の経営トップから「4万円は通過点」との声が相次いでいるが
 私には海外投資家の思惑で上昇している状況に違和感があり、中国の主要株価
 指数(上海総合)が2月から上昇していることからも、日経平均株価は、これから
 は一進一退で4万円が大きな壁になるような気がする(年金生活である私にとっ
 ては、どうでもいいが)。
  私には「宝物の孫(女の子2人)」がいて、上の子が自ら希望して中学受験を希
 望して志望校に合格したが、この前、聴力が落ちて専門医を受診すると「中学
 受験のストレスが原因」かもしれないと言われ、ちょっとびっくりした。
  幸い、今は聴力も戻り一安心であるが、小学6年性にとっての中学受験を考え
 させられる機会にもなつた。
  最後に、私は運動での「体」の筋トレと資格学習やnotoでの「頭」の筋トレ
 で「老いと闘える最後のチャンス」である70歳代を私なりのハッキリした姿
 勢で過ごす一方、「宝物の孫」の世話をして、働きながら(夫は単身赴任中)子
 育てをする一人娘をサポートしていきたい。
  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?