「Cry of Fear」の魅力

今日は皆さんに、ホラーゲーム「Cry of Fear」を布教するよ。
ネタバレは極力避けるけど、未プレイで既にこのゲームに興味がある人はこんなものを読んでいないで、はやくダウンロードをした方がいいよ。
何も情報がない状態で遊ぶゲームが一番面白いので。


概要

・「Half-Life」のmodとして制作されたゲーム。現在はスタンドアローン版がsteamにて無料でダウンロードできる。
・FPS視点のホラーゲーム
・サイレントヒルの影響を強く受けている


こんな感じのゲーム。
これからこのゲームの面白さについて、自分なりに紹介していこうと思う。


魅力

○とにかく怖い

怖いことは良いホラーゲームの絶対条件であるが、このゲームは余裕で合格ラインを越えている。
しかし不思議である。
私は怖いホラーゲームといえば、敵に対する対処法が無いものだと考えていた。例えば、「OUTLAST」という超怖いゲームではプレイヤーは逃げることしかできない。だがこのゲームは銃やナイフなどの武器で敵を倒すことができる。それなのになぜ、ここまで恐怖することができるのか。要因を挙げてみる

①弾薬や回復、持てるものが限られている
まず、プレイヤーに制約が課せられていることが挙げられる。初代バイオハザードが怖かったことも、限られた資源を駆使しなければならないということが関係していたが、このゲームも同じだ。とにかく弾薬や回復が足りなくなる。また、銃のリロードにも悩まされる。よくあるFPSではマガジンに弾が残っていても、その弾を残してこまめにリロードすることができる。しかしこのゲームでは、リロードをすると残っていた弾ごとマガジンを捨ててしまう。つまり弾を撃ち切ってからリロードしなければ損することになる。さらに持てる物の数も限らている。アイテムスロットはたったの6つしかないため、アイテムの取捨選択が必要になる。ちなみに、セーブも決められた場所でしかすることができない。
このように様々なことを考慮しながらゲームを進めていく必要があるため緊張感が漂い続ける。

②敵が速い
敵の移動スピードがとても速い。ほとんど全員猛烈ダッシュで近づいてくる。しかも大量に。そしてゆっくり動く敵は遠隔攻撃をしてくる。やめてくれ

③暗い
マップが暗い。携帯電話などを明かりにして進んでいくのだが、移動しているだけで気分が落ちる。

④ジャンプスケアの使い方が上手
このゲームはジャンプスケアがそこまで多いわけではない。しかし使いどころが良いと感じた。一応ネタバレになるかもしれないため、未プレイの方は下の文は読み飛ばしてほしい。
(若干のネタバレ注意)
具体的に私が良いと感じたことは、最序盤にジャンプスケアが用意されていることだ。これの影響で以降プレイヤーはびくびくしながらゲームを進めることになる。脅かし要素は多すぎると慣れてしまうが、あえて少なくすることで慣れさせず恐怖を持続させている。
(ネタバレ注意終わり)

これらのような要因により、敵を倒す術を持っていたとしてもプレイヤーはゲームに対する無力感を持ち続け、恐怖を感じるのだと考えた。


○ストーリーが面白い

ストーリーが面白いこともこのゲームの魅力だ。至る所に伏線が張られていて、だんだんと真相が明らかになっていく構成が実に見事である。
ただ残念なことに、日本語字幕はない。


○ビジュアル面が良い

ここでは、背景やキャラクターの見た目などのことをビジュアル面とする。

それなりに古いゲームであるため現代と比べてグラフィックは劣る。しかし、それを差し引いても素晴らしいビジュアルである。(むしろこの粗いポリゴンだからこそ良いのかもしれないが。)
まず敵クリーチャーの造形がおぞましい。どの敵も本能的に恐怖を感じるような、嫌さがある。私は特に「Carcass」という敵の見た目が気持ち悪くて大好き。
また、サイレントヒルの裏世界のような非現実的な世界に何度か迷いこむが、それらのステージの不安感も尋常ではない。


○音楽も最高

これもサイレントヒルからの影響を感じるが、哀愁漂う切ない曲が多く流れる。それらが、物悲しい世界観と主人公のキャラクターにとてもマッチしている。

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑特にこの2曲が好き↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

また、怖い曲はとことん怖い。どんどん精神が擦り切れていくような感じがする。


おわり

バグが結構あったり、操作性が悪かったり(特にしゃがみジャンプを連続で行う箇所はとてもイライラする)するけど、それを補って余るくらい良いゲームです。

興味が湧いたらダウンロードしてね。無料です!


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