吉野家のお子様カレー

朝から娘と少しちゃんとした話をしました。きっかけは娘から告げられた話です。

娘「のしのや(吉野家)のカレー、なんであんな味なんだろー。嫌なんだよなー。」

もうしばらく行っていない吉野家のことを思い出したように語ります。なかなか食事をとらなかった娘が初めて料理名がつくもので食べたのがカレーで、以来カレーが大好きな娘です。以前の小さなゼリーとジュースが付いたお子様カレーの味が好きだった娘、数ヶ月前に久しぶりに吉野家へ行くと様子が変わっています。店内で頂くのですが、使い捨ての仕切りがある容器にウインナーやらふりかけやらおもちゃまで付いてくる変更がされていました。もちろんカレーの味も全く違うものになっていました。

ちなみに、我が家のカレーはじゃがいも・にんじん・玉ねぎ・豚肉(鶏肉のときもあり)、の甘口です。以前の吉野家もおおむねそのような感じのお味でした。が、新しいものにはいろんなお野菜が追加されたのか我が家に馴染みのない味です。きっと栄養などを考えてリニューアルされたのでしょう。それが娘は苦手だったのです。

私「それは商品を開発される方たちが考えてそうなったんだよ。お店じゃなくて、本社ってのがあってそこで新しい新商品とか作ったり研究する所があって変わっていくんだよ。」
娘「それは皆入れないの?」
私「そう。多分“ピッ”てカードか何かかざしてしか入れない。そこはお客さんもいないよ。」
娘「ふぅ~ん。」

店舗との違いが分かっていないような娘にざっと説明します。

私「その本社ってとこで商品を作ってみて、味を決めて料金も決めてオッケーとなったら娘たちの行ってるお店に連絡くるのね。作り方とか決まりごと、何個とかのことね。それをお店で作ってお客さんに出すの。お店では作って出すことをしているの。」
娘「へぇ~。」

私「娘よ、もしその新しいものを作ったりしたいのであればお勉強しなさいな。そして本社へ入りなさい。自分がしたいことがあれば大学とかいっぱい勉強しないと。」
娘「えー、漢字書けるよー。かけ算も分かるよー。」
私「娘よ、“赤”だけでは無理だ…2×2だけでは働けない。」
娘「えー、ダメなのー?」

幼稚園やもっと言えば生まれてすぐから教育されてる家庭もあるかと思います。娘は現在小学1年生、これといって何もしていません。自分で「大学」なんて提案しておきながら「おおっとぉー」と頭の中で諭吉くんが飛んで行くのが見えました。でも、本当に娘がしたいことが見つかれば全力で応援してやらなければならないし、それを叶えられるよう助けをするのが私たちの責任だと思います。

まだまだ夢という夢も持っていませんが、成長する中で興味をもち進む道を自分で決めて歩き出した時に背中を押してあげられる母親になりたいな、とひそかに思うのでした。


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