カラフル

昨夜、娘は布団へ入るのがいつもより少し遅くなってしまいました。なぜなら私と歌ってステップを踏んでたから。主人は仕事だったため、女子2人で森高千里さんを歌って振り付け真似してたってわけなんです。

明日も学校だよって言いながら止めなかった私にも責任があるんですが…楽しくて。そしてお布団へ行くのですがまたなかなか着替えしなかったり布団へころばなくてイライラしてきたんです。興奮してしまったようで…枕元の本を読めときかないので眠くなるのを選んで待つのですがそれでもなかなか…

あちこち触ったりしていて本にはさまったティッシュを見つけ迷わず抜いて「こんなとこにあったよ」と持ってきてくれるのですが、これ私の応急しおりなんです。最近読むのはめっきり娘の絵本ばかりで途中で休憩するようなことがまずなかったんです。なのでしおりをわざわざ用意していないんです。が、一昨日読み始めた本が(児童図書の所で借りたもの)なかなか長く、挿し絵も少なく、先が気になる読み進めたい本だったのです。借り物だし近くに何もはさめるようなものがない、仕方ない、ティッシュでいこう!

おかげさまで目立ちます。飛び出してるの引っ張りたくなります。娘は「いいことをした」とティッシュを手渡してくれました。

「えっ?まさか…抜いた…」

私はガックシきて寝るようにしないイライラとで「早くっ」と語気が強くなってしまいました。すると娘はポツリ…

「私はなんの役にもたたない子だ」
と目をうるうるさせています。また私はやってしまいました。
「ティッシュは別に大丈夫だからとにかく少しでも寝るようにしよう。それとあなたが役にたたないだって?それは間違ってる」とちゃんと目を合わせて話をしました。

「まず、6歳で何でもかんでも出来なくて当たり前だよ。それよりあなたがいることでおうちがカラフルになってるの気付いてる?」
娘「???」
「あなたのおかげでパパママだけでは経験できなかったことをたくさんさせてもらってる。あなたがいてくれたからだよ。」
娘「(コクン)」
「それにあなたのおかげでおうちに色がいっぱい溢れているんだよ。いっぱい笑っていっぱい笑顔でそれが赤や青や黄色、ピンクもグリーンもある。泣いてたりしたら黒くなっちゃうよ。」
すでに私はダメな子と泣いてた娘。
「どんなキレイな色も上から黒く塗ったら黒になっちゃう。だから泣かないでおうちをもっとカラフルにして!」
娘「うぇーん」
「えっ?何で泣くの?」
娘「だって嬉しくて泣けちゃうのぉ」

私自身が何も考えずにこれまでずっと惰性で生きてきたのでびっくりしました。嬉しくて“泣く”、そんな経験を幼少期してこなかったのでこの時うまく対応できたか自信がありません。それから娘は腕の中でぐっすり眠りました。

いつもと同じように登校した娘、また今日から家にどんな色が増えるのか楽しみでなりません。

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