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母乳復活大作戦~完全ミルクから完全母乳になるまで~

前回の記事で、我が子が乳頭混乱になり、全く母乳を吸ってくれず、生後10日ごろには完全ミルクになったことを書いた。

母乳をあきらめてミルクにする前に、できることを全部やろう!と一念発起し、母乳復活への作戦をたてることに。

作戦の全容

最初に断っておくが、こういう母乳育児に関することはそれぞれの母子の状況によってやり方が異なるため、地域の助産院などで相談し、専門家のアドバイスのもと進めていくのが一番いいと思う。

でも私が出産した助産院の助産師さんは、健診の時などに相談してもあまり具体的な打開策を示してくれず…別途母乳相談に行くにもお金がかかるので、ひとまず自分でやってみようと立てた作戦がこちら↓↓↓

①搾乳で母乳量を増やす

②乳頭保護器で吸えるようにする

③直母できるようにする

④ミルクの量を減らしていく

そのころのおちびちゃんは、機嫌がよければ乳頭保護器をつけておっぱいを吸ってくれていたものの、哺乳瓶みたいにすぐに母乳が出てこないと怒って泣いていたため、母乳量を増やし、すぐに出てくるようになれば吸ってくれるのではと思った訳である。
その後すぐに直母は無理だろうから、当面は哺乳瓶に乳頭の形状を近づけるため、しばらく乳頭保護器を使う。機を見て保護器を外せたら万々歳だけど、外せなくてもおっぱいから母乳を飲めていれば良しとしよう。そしてミルクを減らしていこう。という作戦だ。

下記にそれぞれ詳しく書いてみる。

①搾乳で母乳量を増やす

母乳はおっぱいの外に出た分を作る完全受注制なので、搾乳で母乳を外に出せば徐々に増えていくはずである。
そのころネットで「2時間おきに授乳、3時間おきに搾乳しなさいと指導された」と書いている人がいて、吸ってくれないから授乳はできないけど3時間おきに搾乳はしてみよう!と思い実行。といっても夜中3時間おきには起きれないので、夜間授乳のあと1回は搾乳するようにし(午前2時ごろ)、昼間は3時間おきに4回、1日で計5回ほど搾乳してみることにした。

ちなみに、直接吸ってもらうのが母乳量を増やす一番の近道ではあるが、おちびちゃんはほぼ一日中寝ており、お腹すいて泣く→おっぱいをくわえさせても母乳が出ないので怒ってギャン泣き→ミルク→飲みながら寝る というサイクルだったため、吸わせるタイミングがなく、毎回泣く中吸わせるのも難しく、搾乳に全振りした。

という訳で早速Amazonで搾乳器を注文。私が買ったのはピジョンの手動搾乳器。(電動は高かった…)
生後2週間ごろに初めて搾乳した時は、片方10分ずつ搾乳し、搾乳量は30mlくらいだった。それを2週間続けたところ、倍の60mlくらいとれるように。
特に夜間の搾乳をしだしてから母乳量が増えたように思う。
ミルクの消費量が減ったのも嬉しかった!

②乳頭保護器で吸えるようにする

作戦開始から2週間後(生後1か月ごろ)、そろそろ母乳量も増えてきたので乳頭保護器で吸ってもらう練習を始める。

もともと産後の入院中、私の乳頭が陥没ぎみだったこともあり、勧められて使っていたのはハードタイプの保護器だった。
(まさにこれ↓)

赤ちゃんが吸うと陰圧で一応は母乳が出てくるのだが、ハードタイプは保護器の中の空気が多く、母乳が赤ちゃんの口に入るまでに時間がかかるので、うちの子はそこまで根気よく吸い続けるのが無理だった!
ネットでもハードタイプよりソフトタイプの方が実際のおっぱいに近い感じで飲めると書いてあったので、ソフトタイプに変えることにした。

すると…

あっけなく吸った!!
あんなに吸わんかったん何やったん?(笑)
やはり母乳が前より良く出るようになったのと、ソフトタイプの保護器だと中の空気が少なく、出た母乳がすぐ口に入っていくのが良かったよう。
ひたすら食いしん坊な我が子である。

最初は練習と思い、1日に2,3回チャレンジという感じ。
お腹が空いて泣く前(前回の授乳から2時間半後くらい)にやるのがポイント!
ちょっと嫌がって暴れるときは、縦抱きにして気分を変えて飲ませたりもしていた。

夜間はまだミルクと搾乳のみ。
おっぱいから飲んでくれるようになってから、ますますおっぱいが張るようになり、母乳量が増えた。

③直母できるようにする

保護器を使い始めて1週間ごろ(生後1か月と1週間ごろ)、毎回保護器を使うのも面倒くさいなぁと思い始めた。
気まぐれで直接吸わせてみたところ…

これもあっけなく吸った!!

搾乳や保護器で乳頭がやわらかくなっていたし、陥没気味なのも治ったし、おちびちゃんも保護器でおっぱいに近いものを吸うことに慣れていたためと思われる。
いやぁ、使用期間短かった(笑)
でもこの保護器がなければずっとおっぱい吸ってくれなかったであろうから感謝である。

このころおちびちゃんの体重は5500グラム近くになっており、体重が4800グラムを超えると吸う力が強くなるらしいので、それも相まっていたかも。

このころ夜間も母乳を吸わせ、そのあと搾母乳orミルクを足していた。
夜中の搾乳は卒業!

④ミルクの量を減らしていく

上記の②③と並行してやっていたが、これが一番やり方が分からず苦労した。

搾乳だけだった時は、ミルクの缶に書いてある基準量を目安に、搾母乳+ミルクで基準量になるようにあげていたけど、直母だとどのくらい飲んでいるか分からないので、どのくらいミルクを足すか悩んだ結果、こんな感じに↓

おっぱい吸わせる

前回の授乳時に搾乳した搾母乳を飲ませる

足りなさそうならミルクを足す

母乳がおっぱいに残っている感じがするので搾乳する

これを3時間毎にやっていて、それはもうめんどくさかった!!!毎回哺乳瓶と搾乳器も洗わないといけないし。(それは前からだが)

そこで1週間くらいでやり方を変えることに。
それは、毎回のミルクの量を減らすのではなく、ミルクをあげる回数を増やすというもの。

そのころのタイムスケジュールがこちら↓

9:00 ミルク140ml(1、2か月さんの飲む量MAX)
12:00~ 母乳のみで頑張る
15:00 ミルク140ml
18:00~ 母乳のみで頑張る
20:30頃 ミルク140ml
夜間 おっぱい→ミルク100ml

つまり、3時間おきのミルクの回数を1回飛ばしにして、その間母乳だけで頻回授乳するという感じ。
これで洗い物も減ったし、おっぱいを吸わす回数も増えて一石二鳥。

そんなこんなで徐々にミルクの量・回数を減らしていき、作戦開始から2か月(生後2か月半)ごろには、ミルクが寝る前の1日1回だけになった。(ミルクだと夜間よく寝てくれるため)
それも夜間おっぱいがぱんぱんに張ってしまうようになったため、生後3か月ごろには完全母乳になった。

やはり第一子の母乳育児は軌道に乗るまでに3か月かかるんだなぁ…
いやぁ、ミルクより断然楽になった!!
ミルク代節約したい&哺乳瓶洗うのめんどくさい、という不純な動機から始まった作戦だったけど、なんだかんだ上手くいった!
それもこれも一緒に育休を取っている夫の協力なしには無理だった。感謝。
ちなみに夫は完全母乳になってから「俺が授乳することはなくなるんやなぁ」と寂しそうだった(笑)

長文にもかかわらず最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
私もめちゃくちゃ悩んで試行錯誤したので、参考になれば嬉しいです。
でも母乳でもミルクでも、ママが楽しく子育てできるのが一番だと思う。
無理なく子育て頑張りましょう!!

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