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天日干し_異端のチェアマン【読書メモ】

『組織と魚は天日にさらすと日持ちが良くなる』

異端のチェアマン_宇都宮徹壱


Jリーグの5代目チェアマンである村井満さんのお話です。著者の宇都宮徹壱さんの並々ならぬ使命感をもとに綴られた力作です。

ふだんは古本がメインのケチ倹約家な自分ですが、本書は買ってよかったと思える一冊でした。

『天日干し』とはリクルート出身の村井さんの信念です。情報統制や隠蔽を繰り返す組織は必ず腐敗するため、情報開示(天日干し)することがJリーグの改革に必要不可欠であったとのことです。

Jリーグの非常に苦しい経営状態(その解決策として愚策である2ステージ制を選ばざるを得なかったこと)やコロナ渦でJリーグを清算することも視野に入れていたなど驚愕の事実を知りました。


Jリーグができたことが、東京2020ではできなかったのだろうか?
それは、つまるところ「決断できるトップ」の有無に尽きるのだと思う。

異端のチェアマン_宇都宮徹壱


改革を述べるには前体制や他体制を批判するような表現になってしまいます。それでも本書を出版された集英社インターナショナルそしてJリーグもすごいと思いました。

本書はJリーグファンはもちろんですが、リーダーの決断力が問われていますのでビジネス書としてもお薦めです。


ちなみに、本書を知ったきっかけはYouTubeの『浦議チャンネル』でした。宜しければこちらもどうぞ。
とくに浦和レッズサポーター・ファンの方に見て頂きたいです。


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