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YOASOBI『アイドル』カバー動画選手権

小野「第1回・小野と芋子杯・チキチキ・YOASOBI『アイドル』カバー動画選手権! 完璧で究極のアイドルは実在するのかスペシャル!!」

芋子「勝手に変な名前の大会始めないで下さい」

小野「説明しよう。史上最速記録でYouTube1億回再生を突破したYOASOBIの『アイドル』だが、その人気に便乗したカバー動画も星の数ほど溢れている」

芋子「いきなり問題発言やめて下さい」

小野「そのカバー動画の中から俺たちで勝手に優勝を決めてしまおうというのが今回の大会である」

芋子「どうやって決めるんですか?」

小野「前に『アイドル』をカラオケで盛り上げる方法の記事を投稿したじゃん。あの記事で歌い方のポイント(※個人の見解)を挙げていたけど、それをもとに評価項目を5点選定したのがこちら」

【評価項目(100点満点)】
(1)冒頭ラップの語尾強め(★4点×5つ星=20点)
(2)2番ラップ「わけない」でテンション下げ(★4点×5つ星=20点)
(3)からの「認めない」まで徐々に上げ(★4点×5つ星=20点)
(4)3サビ(静)とラスサビ(動)の歌い分け(★4点×5つ星=20点)
(5)最後の「愛してる」(★4点×5つ星=20点)

芋子「なるほど。いずれも重要な部分ですね」

小野「特に(5)『愛してる』はガチで難しい。顔出し無しで声だけの人は特に。ここに関してはどうしても顔出し有りの人が有利になってしまうけどご了承下さい」

芋子「あくまで音楽知識ゼロの小野先輩の主観ですので!」

小野「今回は審査の都合上、女性のソロ歌唱のみを対象とし、検索などで見つけた20人のYouTube動画から上位5人と特別賞3人を選出しました」

芋子「随分時間をかけて聴きましたね。それでは第5位からの発表です!」


5位:秋奈(声優)

(1)★★★★☆(冒頭ラップの語尾強め)
(2)★★★★☆(2番ラップ「わけない」でテンション下げ)
(3)★★★★☆(からの「認めない」まで徐々に上げ)
(4)★★★★☆(3サビ(静)とラスサビ(動)の歌い分け)
(5)★★★★☆(最後の「愛してる」)
合計:80点

小野「5位は声優の秋奈さん。評価項目は全体的に安定。突出した部分は無かったけど、歌声が個人的に好きなので上位にしました」

芋子「最後の『愛してる』は声だけの割には高めですね」

小野「ア・イ・シ・テ・ルと区切っていたんだよ。強調したい気持ちは伝わったからおまけで星4だね」

4位:山根あや(声優)

(1)★★★★★(冒頭ラップの語尾強め)
(2)★★★★★(2番ラップ「わけない」でテンション下げ)
(3)★★★★★(からの「認めない」まで徐々に上げ)
(4)★★★★☆(3サビ(静)とラスサビ(動)の歌い分け)
(5)★★★☆☆(最後の「愛してる」)
合計:88点

小野「4位はこちらも声優の山根綺さん。途中まではマジで完璧だったのよ。上位5人の中で唯一、全身や小道具を使ってMV風に表現していたのは試みとしては良かったけど、それを上手く活かしきれていなかったのが勿体ない。特に3サビとラスサビの歌い分けは動きも明確に区別したほうが良かった。結局、声の歌い分けだけで星4になっている」

芋子「最後の『愛してる』も低めですね」

小野「うーん、あくまで個人的な意見ね! このシチュだと家の中で彼氏に向けて言う『愛してる』なんだよね。でも本家は母が子に対して言っているから、そもそもの意味が違うものになってしまっている」

芋子「えぇぇぇ? 私は好きですけど。ちょっと厳しくないですか?」

小野「いや4位だから! 20人聴いた上での4位だからかなり上位よ? 下位はオリジナリティが低くてそもそもコメント出来ないのよ

3位:紡木吏佐(声優)

(1)★★★★★+α(冒頭ラップの語尾強め)
(2)★★★★★+α(2番ラップ「わけない」でテンション下げ)
(3)★★★★★(からの「認めない」まで徐々に上げ)
(4)★★★★☆(3サビ(静)とラスサビ(動)の歌い分け)
(5)★★★☆☆(最後の「愛してる」)
合計:88点+α

小野「3位は声優の紡木吏佐さん(26歳人妻)

芋子「声優ばっかじゃないですか! 公平性に欠けます! 大会中止!」

小野「落ち着いてよ。ちゃんとアイドルやVTuberとかも複数人聴いた上で決めているから。彼女は何と言っても独特の歌い方が好きだね。あと強弱の付け方が完璧すぎて、それに関しては堂々の1位よ。というか初めて彼女の歌を聴いた時点では1位だった。後から強敵が2人も現れたからやむを得ず3位になっただけだから」

芋子「最後の『愛してる』は、やはり声のみだと難しいですか……」

2位:まなまる(ピアニスト)

(1)★★★★★(冒頭ラップの語尾強め)
(2)★★★★★(2番ラップ「わけない」でテンション下げ)
(3)★★★★★(からの「認めない」まで徐々に上げ)
(4)★★★★★(3サビ(静)とラスサビ(動)の歌い分け)
(5)★★★★☆(最後の「愛してる」)
合計:96点

小野「一人目の伏兵。2位はピアノ演奏YouTuberのまなまるさん」

芋子「クレヨンしんちゃんの声真似やTBS朝の情報番組『THE TIME,』でもお馴染みですね」

小野「まさか楽器奏者枠から上位者が出るとは思わなかった。2番ラップは表情も含めて表現が完璧。3サビとラスサビの歌い分けも、特にラスサビの力強さがちゃんと伝わっている」

芋子「惜しむらくは『愛してる』ですか」

小野「いや、星4にしているけど『愛してる』も良かったんだよ。これね、前回の記事で補足すべきだったんだけど、ポイントは『愛してる』の部分だけ感情込めるんじゃなくて、その前後の部分も含めて『愛してる』を表現することで、より深みが増すのよ」

芋子「それを踏まえた上で改めて見ると、まなまるさんは『Ah やっと言えた これは絶対嘘じゃない』の部分で“拳”や“目を瞑る”などの“溜めの表現”を経て、最後の『愛してる』で感情を放出しているのが分かりますね……え、じゃあ星5で良いじゃないですか! やっぱり厳しいですよ!」

小野「いやマジで惜しかったのよ。『愛してる』はカメラ目線のほうが良かったと思う。ホントそれだけ。それさえクリアしていれば100点満点だった」

芋子「残すは1位のみとなりましたが、その前に特別賞を3人発表します。思いのほか長くなってしまったので、ここは短めに」

特別賞1:神楽ひなこ(夜光性アミューズ)

(1)★★★★★(冒頭ラップの語尾強め)
(2)★★☆☆☆(2番ラップ「わけない」でテンション下げ)
(3)★★★★★(からの「認めない」まで徐々に上げ)
(4)★★★★☆(3サビ(静)とラスサビ(動)の歌い分け)
(5)★★★★☆(最後の「愛してる」)
合計:80点

小野「現役アイドルからも1人は紹介したかったので、歌唱力で彼女に決定。『愛してる』がちゃんとカメラ目線になっていて、俺は好きよ」

特別賞2:ガチャピン(5歳児)

(1)★★★★☆(冒頭ラップの語尾強め)
(2)★★★☆☆(2番ラップ「わけない」でテンション下げ)
(3)★★★★☆(からの「認めない」まで徐々に上げ)
(4)★★★★☆(3サビ(静)とラスサビ(動)の歌い分け)
(5)★★★☆☆(最後の「愛してる」)
合計:72点

小野「……そりゃ、永遠の5歳でこのクオリティーなら凄いだろ。10年後が楽しみだよ(棒読み)」

芋子「その前に男ですから。女性限定って言ったじゃないですか」

特別賞3:鷲見友美ジェナ(声優)

(1)★★★★★(冒頭ラップの語尾強め)
(2)―(2番ラップ「わけない」でテンション下げ)
(3)―(からの「認めない」まで徐々に上げ)
(4)―(3サビ(静)とラスサビ(動)の歌い分け)
(5)―(最後の「愛してる」)
※ショートバージョンのため採点不能。

小野「歌唱力がガチすぎる。フルで歌ってくれたら上位に食い込めたかもな。ホント惜しい。第2回(?)に期待」

 ***

芋子「さあ、お待たせしました。いよいよ第1位の発表です!」

小野「発表します。第1回・小野と芋子杯・チキチキ・YOASOBI『アイドル』カバー動画選手権、優勝者は……」



(しばしドラムロール)



1位:鈴木愛理(歌手)

(1)★★★★★(冒頭ラップの語尾強め)
(2)★★★★☆(2番ラップ「わけない」でテンション下げ)
(3)★★★★★(からの「認めない」まで徐々に上げ)
(4)★★★★★(3サビ(静)とラスサビ(動)の歌い分け)
(5)★★★★★(最後の「愛してる」)
合計:96点+α(衣装と振付で加点)

小野「歌手の鈴木愛理さんでした!!」

芋子「まあ、そりゃそうですよね。分かっていましたよ」

小野「流石は元℃-ute。圧倒的な歌唱力のみならず、衣装と振付を加味することでまさに『完璧で究極のアイドル』を体現した。ここまで星野アイを再現できたのは黒川あかね以来である。重要文化財レベルの動画が爆誕してしまった」

芋子「お、最難関と言われた『愛してる』の星5がついに出ましたね!」

小野「さっき『愛してるは前後の部分も含めて表現するって言ったじゃん。まなまるさんは“前”で溜めたのに対し、鈴木さんは“後”の表情、つまり余韻を出すことで『愛してる』を表現したんだよ」

芋子「余韻と言うのは、『愛してる』を歌い終わった直後の3分14秒~3分18秒までの表情のことですね」

小野「そうそう。もっと言うと、たまたま3分18秒でスイッチングがオーイシさんと9太郎さんに切り替わっているだけで、実際はあの表情をもっと長く続けていると思うけどね」

芋子「この余韻は痺れますね。なるほど。そうか、これが『愛してる』の正解なのか……」

小野「いや、本当の正解はTikTokライブで歌唱したikuraさんを見て欲しいんだけど、鈴木さんは『正解を超えてきた』ということかな。もちろんikuraさんの顔の動きとかウインクも好きなんだけどね」

芋子「ただ、そんな完璧で究極のアイドル・鈴木愛理さんをもってしても100点満点には届きませんでしたか……」

小野「うーん……欲を言えば、2番ラップのテンション下げは、もう少し下げて欲しかったかな。ここに関してはやっぱり紡木吏佐さん(26歳人妻)のほうが圧倒的に上かな」

芋子「別に人妻でも良いじゃないですか」

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