烏骨鶏の卵を孵した記録
卵を手に入れる
田舎限定かもしれないが簡単である。
近くの道の駅に行って、卵のコーナーをみると「有精卵」の烏骨鶏の卵が売られている。
それを買ってくるだけ。
田舎の道の駅巡りを数か所すると割と売っている。
勿論、有精卵と書いてあるからと言って確実ではないと思う。
私はそれぞれ違う道の駅で買った卵、合計8玉の烏骨鶏の卵は全部有精卵だった。
近くにそういう場所がない人は、ネットで烏骨鶏の卵を販売している会社があるので、そちらを利用されてもいいかもしれない。
孵化器を用意する
私は、手作りの孵化器を身内から譲ってもらった。
市販の孵化器でも良いし、自作してもいいようだ。
私がもらったものは、プラスチック衣装ケースのようなものに、ヒーターと温度計をつけたものだ。
37.5度設定で孵化させた。
卵を孵化させるには湿度が必要なので、水をタッパーの入れ物に入れておいた。
転卵させる
卵を孵化器に入れて温めはじめたら、転卵をしなくてはいけない。
卵の中で育った幼体が殻に張り付いてしまわないように転がしてあげるのだ。
私は朝夕2回、ころころして向きを変えてあげていた。
市販の孵化器は自動転卵機能が付いているものもあるらしいが、私は手動で行っていた。
卵は大体21日くらいで孵る様だ。
孵る直前に17,18日目で転卵はやめて良いらしい。
私は18日目以降は転卵していない。
私の孵化させた卵は早いこで、温め始めて21日目で卵にヒビが入った。
検卵してみる
暗い中で、卵の下の方から懐中電灯のライトを当てると、卵の中で育つ様子が赤く、黒っぽく見える。
あんまり検卵しすぎると卵が冷えて良くないらしいが、やっぱりどうしても気になってしまうので、ちょこちょこ検卵していた。
10日目くらいで、素人の私でも卵の中に血管が広がっている様子などが見えた。
もう少し前から育ってきていたのかも知れないが、それまでは黒い部分が育っているのか卵の殻の模様なのか、はっきりわからなかった。
17日目くらいになると、心臓が脈打っているのが分かった。
命を感じる。
感動である。
しかし、全ての卵が孵る訳ではない。
卵が孵る
21日目に2つの卵にヒビが入った。
そして22日目、昼と夕方にその2つの卵から雛が生まれた。
よろよろとでてきた雛は、1時間もしないうちにぎこちないが歩き出した。
夜には跳ね回っていた。
周りの卵を蹴っ飛ばして回っていたので、別の箱に避けて、水と餌を入れてやる。
生まれて1日位は餌を食べなくても平気らしい。
その日は餌に食いついたりはせずに蹴り飛ばして散らかしていた。
それから順々に卵が孵った。
やはり最初に孵った子達が一番元気がいい。
後からの子たちを、すぐひよこ軍団の中に入れたら、他の子に突かれていて可愛そうだったので、1日ほど隔離した。
1日経つと、後生まれの子達もある程度元気になってきているようだったので、ひよこ軍団の仲間に加えた。
その後は仲良くやっているようだった。
ふわふわが走り回っている。
ひよこの死
結局、8個温めていた卵のうち、6個が孵った。
しかし、水入れにダイブして水をこぼし、自ら干上がり死ぬという、かわいそうな子がでた。
水入れを皿状のものにしたのがいけなかった。
気付いたときには、ひよこたちがぜいぜい言っており、慌てて水を飲ませたが、一羽は亡くなってしまった。
5羽になってしまった。
これは、私がもう少し対策を練っていれば防げた可能性があるので、悔しい。
五号(五番目に生まれた)ちゃんごめん。
それから、絶対に水きれを起こさないように3箇所水入れをつくった。
それからは、みんな元気に過ごしている。
元気すぎて、掃除のたびに箱を脱走している。
オスメスはまだわからない。
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