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移住してアトピーをよくするという選択

北海道豊富温泉はアトピーに効果が高いということで
どのように利用されているのかについて
お話をお聞きしました

「移住という選択」ーアトピー改善のためにー
お話は、豊富町天塩町に移住された菅原英人さんと
豊富温泉のふれあいセンター健康相談員 齋藤真由美さんでした。

まずは、齋藤さんから最近のトピックス。
<ニュー温泉閣ホテル>
・ワーケーションプラン(1~3泊)
素泊まり8,500円(消費税、入湯税込み)
・ワーケーションプラン(4泊以上)
素泊まり7,920円 (消費税、入湯税込み)
*料金は泊数によって割引あり
*洋室ミニキッチン付きコンドミニアム
*食事付きの場合料金がプラス
朝食880円(シンプルな和定食)
夕食1,320円(家庭的な日替わり定食)

*1室2名でご利用の場合割引あり
*14泊以上は更に割引あり

*プラン特典:ワーケーションサポート
      グッズ無料貸し出し
      (電源タップ、LEDデスクライト、
       ネックマッサージャー、膝上デスク)

<アズマシーナ>
10月1日よりワーケーションプラン開始
豊富町観光協会と連携した湯治をしながら
テレワークを行う方向けの ワーケーション用のプランを新設
1泊1室10,000円(最大5泊まで)

豊富温泉「湯治留学」制度
① 湯治留学体験支援事業
・ 皮膚疾患で湯治を希望する小中高校生
・ 保護者や付き添い者が同伴し14日~30日以内滞在する
・ 事前に申請書や医療機関の意見などの提出が必要
・ 交通費や自炊型宿泊施設の費用の一部補助、入浴料の免除
・ 滞在日誌の記入や教育委員会との面談を行っていただく

② 湯治留学移住支援事業
・ 1年以上豊富町に住み、町内の小中高校に通学しながら湯治を希望する方
・ 事前に申請書や医療機関の意見などの提出が必要
・ 保護者などの転入も必要(下宿はない)
・ 住居費の一部補助、入浴料の免除

豊富町教育委員会 社会教育係 0162-82-1355

続いて神奈川県から天塩町に移住された菅原英人さん。
<移住のきっかけ>
生まれつきのアトピー性皮膚炎
中高生時、社会人時に周期的に炎症悪化(20代後半)
 ➽会社を退職 ➽豊富温泉で半月間湯治滞在(2000年)
  ➽劇的回復(その後、約10年間良好)
2009年頃、顕著に悪化 ➽脱ステ失敗、2011年~休職
(1998年から、定期的に豊富温泉に湯治+αの経緯)
2012年1月 「豊富温泉移住フェア」(東京)参加
 ➽移住を目指す
  ➽直後、偶然、隣街「天塩町地域おこし協力隊」の募集記事を発見
   ➽応募・採用 ➽移住(2012年5月)
    ➽半年~1年で劇的に回復
地域おこし協力隊(3年間)➽町役場職員(2015年から)現在に至る

<移住ファクター>
豊富温泉
・ 大正末期、石油試掘 ➽天然ガスと温泉が噴出
・ 油分(石油臭)温泉
・ 昔から「火傷に効く」と評判
  ➽ 1990年代初頭 「乾癬」に効く!
   ➽ 2000年代~ 「アトピー」に効く!口コミ(ネットの影響)
・「名湯100選」認定(平成27年)
・ 「温泉利用型健康増進施設」(医療費控除の対象)認定(平成29年) 北海道初
・ 湯治留学支援事業(豊富町教育委員会)「小中高生」対象(平成28年~)
「住宅費」(1/2補助)「交通費」「入浴料」「生活交通費」を支援

「湯治目的」の移住者 約80名(令和5年現在)
※6か月以上の滞在・住民票の異動を問わず(豊富温泉コンシェルジュデスク調べ)
豊富町以外に、幌延町、稚内市、猿払村、天塩町、中頓別町

移住/滞在者には「こんな人が!」
ヨガ・インストラクター
システムエンジニア
DTP/WEBデザイナー
絵描き師
ジャズ・シンガー
ギター職人
パティシエ
海外居住経験者
言語聴覚士
経営コンサルタント
イラストレーター
看護師

過疎地ではレアな職業・スキル

移住プロセス(思考の変遷) アトピー患者の視点
「アトピー」リセットとしての移住考察
(2011年頃)元国立名古屋病院の皮膚科医「深谷元継」先生のブログにあった言葉
「アトピーの若者は、時間があるなら、世界中を回って、
 自分の体に合う場所を探してみるのもいいかもしれない」


現在の生活スタイルや環境(仕事を含む)を変えること【リセット】することで、
悪化要因が除去されて、アトピーが沈静するかも?


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