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Marshallはかなりの確率で壊されている

こんにちは南仙台の父です。
今回はちょっと誤解を招く題になっていますが、Marshall の品質が悪いと
いう話ではありません。
最近は練習スタジオにMarshall のアンプが置いてあることが多く、使う側
としては非常にありがたい限りです。
特にハードロック・メタル系であれば使いたいアンプです。
まあ、私はMarshall をクリーントーンでジャズでも使ってますが・・・。

さて、今回の本題ですが、かなりの確率でスタジオに置いてあるMarshall
は壊れているという話です。
あくまでも私の個人的な感想なので、絶対に突っ込まないでください。
ごく最近もスタジオに置いてあるMarshall のスタックを使おうと思って、
電源を繋いでみましたが壊れて使い物になりませんでした。
よく、使えるけどガリガリとノイズがするとかは昔からありました。
これはシールドコード側にも問題があったりしますが、そもそも電源が入
らないとか、アンプ側は電源が入っているけどスピーカー側から音が出な
いといった場合もあります。
酷い場合には、アンプとスピーカーを繋ぐケーブルが壊れていたり、ケー
ブルがない、スピーカー側からアンプに繋ぐ電源コードがないとか、それ
はもう色々なパターンがあります。
あとは一見壊れてなさそうに見えて、スピーカーが吹っ飛んでいたり、あ
りがちなのが真空管が壊れている、どうも倒して壊したらしいとか、水ら
しきものがかかってアンプの中に侵入していたとかもあります。
東京だとMarshall を使う人多いので、壊れてたらすぐにわかると思うんで
すけど、仙台だとMarshall の敷居が高過ぎて敬遠されがちなので、壊れて
いてもすぐに気がつかないということもあります。
もちろん、高~い値段のアンプシステムなので大事に使ってもらうのが前
提なんですが・・・。

私の過去の経験からすると、壊れている原因には3つの要因がどうもある
らしいことがわかっています。
大したものではないですが、ギタリストが壊す場合とギタリスト以外の人
が壊しちゃう場合、更にロック系以外の人によって破壊される場合の3つ
に分かれるみたいです。
まず、ギタリストが壊しちゃう原因の一つとして、真空管の特性がよくわ
かっておらずに壊してしまうパターンがあります。
あとは無理やり電源コードやアンプとスピーカー側を繋ぐケーブルを引っ
張って壊しちゃうやつです。
このあたりは大事に使っていれば大丈夫なんですけど、日本製のアンプみ
たいにちょっと丈夫そうに考えていて、実はこの辺りが一番弱かったりす
るのを理解してない場合が多いみたいです。
割と若い人たちがやらかすパターンかもしれません。
ちなみに私も昔の話ですけど、壊しそうになったことはあります。
スタジオの方でも注意書きとか説明とかすればいいと思うんですけど、こ
の辺りに詳しい人が居ない場合には難しいかもしれません。
スタジオの受付の人がアコースティック系の人だと、まあわかんないかも
しれません・・・。

次にギタリスト以外が壊しちゃう場合ですが、ボーカルの人による浸水が
一番多そうです。(実際に壊した人を見ました。)
Marshall のスタック系はとにかくデカいですから、上に物を置くには一番
最適に見えるのも問題でしょう。
誰もMarshall を使わない場合にはMarshall は単なるデカいオブジェみたい
なもんですから、置くなよって言ってもボーカルの人は飲み物を置いちゃ
うんですよね。
昔の話ですけど、ライブハウスのスタックを浸水させて壊した挙句、置い
ちゃいけなきゃ置くなって貼り紙しとけって、文句言っていたボーカルの
奴がいました。
そういう問題じゃねえだろ・・・。
あとはどうしても図体がデカいことから、どかすために動かそうとしてケ
ーブルで裏側が繋がっていることを知らず、ケーブルを切っちゃうとか、
アンプ側を床に落としちゃうっていう事故です。
ギターの人がこの辺り注意してあげればいいんですけど、Marshall 嫌いの
人も結構多いので意外に知られていないこともあります。
特に、「俺はジャズコー派だから。」とか言ってる人は要注意です。
あのアンプは裏側でケーブル繋がる構造じゃありませんからね。

次にロック系以外の人が壊しちゃう場合ですが、これは電気系の仕組みが
全然わかってないことによる事故です。
アコースティック系の人が壊しちゃう(無理やり移動させる)が多いパタ
ーンですけど、一番腹が立ったのは電源コードが反対側の壁に投げつけら
れていたのを見た時は腹が立つよりも悲しくなりましたわ。
ロックが嫌いなのはわかるけど、アンプには少なくとも罪はありません。
あとは、アンプの上に座っちゃうとかもよくあるあるですが、Marshall だ
と上に座るのは至難の業なので、重いものを置いちゃって壊すという場合
があります。
そんなことある訳ねえだろって思うかもしれませんが、堅牢そうに作られ
ているアンプもスピーカーも、歪みが生じると意外に脆かったりします。
特にスピーカー側は弱さが目立ち、歪によって音が出なくなることもある
みたいです。
一番多そうなのが重いキーボードを置くとかでしょうかね。
30~40kg くらいあるようなものだと結構マズいみたいですよ。
意外と繊細だったりするMarshall なので・・・。
後はスピーカーにモノを突き刺して壊しちゃったとか、信じられない場合
もあったりします。
もちろんワザとではなくて、間違って突き刺すわけですが。
どかそうとして倒して壊したなんてのも見たことがあります。
危ないですよ、Marshall 結構な重量があるので下敷きになったら一反木綿
みたいになっちゃいますからね。

番外ですけど、一番笑わせてくれたのはアコースティック系でMarshall が
邪魔なので、スタジオの外にどかしてから練習後に戻そうとして大音響と
ともに倒して壊しちゃった人たちを見た時でした。
意外にアコギって場所を取るのと、座って弾くのが当たり前だったり、人
数が5人くらい居るだけでそれなりの面積を喰うみたいですから、邪魔な
のは仕方ありませんが、雑に動かして壊しちゃったみたいでした。
腹が立ったのは倒した後にゲラゲラ大声を出して笑ってたのを見た時でし
たね。
さすがにこの時ばかりは殺意が全身を走りました。
全員に呪いをかけてやったのは言うまでもありません。

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