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小規模保育園もいいぞ

私には2歳の息子がいます。私も夫も働きに出ているので、息子には保育園に通ってもらっています。
現在通っている園は『小規模認可保育園』という部類のところです。

認可とは?認可外もあるよね?
認可外よりは認可がいいというアバウトな感覚でいるので、私もそんなに詳しくは知りません。違いなどはほかの方の解説をご覧ください。

では、私がこの記事で何を伝えたいかというと、タイトルの通り、小規模な保育園に通っていて『通えてよかったなぁ』と思うところです。

その前に。
息子が1歳の途中までは別の自治体の園に通っていました。
以前の園は、0〜5歳児(幼稚園でいう年長さんクラス)まで、各1クラスずつある規模でした。

そして、その園では『担当制』で保育をしていました。たとえば、0歳児でもオムツ替えや食事の時、手の空いた先生が子どもの対応をするのではなく、特定の担当者がその子のお世話をする決まりになっていました。そうやって、まず特定の人との愛着関係を築いていくのだという教育方針がしっかりしている園でした。

施設もそれなりのキャパがありました。お遊戯会ができそうな広間があったり、図書室兼食堂のエリアがあったり、何より園庭もありました。

通園していた当時、一緒に大事に息子を育ててくださって大変助かっていたので、引越しを機に園を離れてしまうのは私も息子もとても残念なことでした。

こういう経緯で現在の小規模保育園に通っているので、違った場所も知りつつ、小規模保育園のいいところも見えてきたわけです。

いいところ①
 先生みんな、息子を知っている

小規模というのが何人までを小規模というのか分かりかねますが(この記事書くんなら調べとけよって話😇)、現在通園している所は2歳児までのクラスがあって、0歳児は3名、1,2歳児は各8名までと決まっています。なので子どもはMAX19名です。

息子の1歳児クラス(たいてい1歳から2歳になる子のことを1歳児といいます)には、担任の先生が3人います。しかし、担任でなくても、19名でも息子の名前や様子は知ってくれています。

お迎えの時、シフトで遅番の先生が息子を玄関まで連れてきてくれるのですが、担任の先生でないことも普通にあります。そんな時でも、その先生が見ていた息子の様子を、引き渡しの時に少しお話ししてくれます。
これは大規模だとないだろうなぁと思う嬉しい点です。

いいところ②
異年齢の子との交流が常にある

今の保育園は以前の所と比べてしまうと断然キャパが狭いです。具体的にいうと、クラスごとの教室というのがありません。

まず園がどのような構造になっているかというと、2階建て6部屋あるアパートの1階をぶち抜いたような構造だと想像してください。
(つまり、①で書いたお迎えや子どもを送ってきた時には、先生とのやりとりは普通の1階のある1室の玄関で行われます。)

ぶち抜きフロアは、机と椅子があるエリアと、おもちゃで遊べるようなスペースがあるエリアに分かれています。奥にはきっと調理室があったでしょうか。
でもまぁ要はクラスごとの壁がなく、お兄さんお姉さん、または自分より小さな子と関わりが持てることが多いということです。

息子は、上のクラスのお兄さんお姉さんたちがやっている買い物遊びに混じっていることもあるようです。(ちびっこ、先生たち、混じらせてくれてありがとう…)
手遊びや朝の点呼なども、みんな一緒に活動するので身近なお手本が多いです。

いいところ③
子どもを見てくれる目が多い


壁がないということは、子どもたちを見てくれる先生の目も多いということです。担任の先生たちでなくても、息子のことは知ってくれていて、引き渡しの時によく様子を伝えくださいます。

そして、うちの園では、園長先生を筆頭に先生みんなで確認し合って安心安全な保育をしようという雰囲気があります。

息子が1歳児クラスから入園する時、ちょうどほかの自治体の保育園での虐待のニュースがいくつか取り上げられていた時分でした。

私もやはりその報道には高い関心がありました。なので、入園前の面談の際に不躾ながらも『子どもを注意する時にはどのようなことに気を付けていますか?』と聞きました。

そうしたら、園長先生が面と向かって、丁寧に説明してくださいました。ニュースのことも、またそれを受けての保護者の気持ちに寄り添いながらお話ししてくださいました。
とどめに、入園式での園長先生のご挨拶の時にも、虐待報道で不安な保護者の気持ちを汲みつつ、保育者としてお互いに保育のやり方を確認し合っていく、というようなことをアナウンスしていました。

小規模だと、大人にとっても風通しの良い環境なのかもしれないと感じました。
なので、私は園を息子の育児の強力なサポーターとして信頼を置きました。

いいところ④
行事が適切な頻度

小規模だからというわけではなさそうですが、この点は共働きにとって実は大事なポイントなのではないでしょうか。

ぶっちゃけ毎月行かなければならない、という頻度が地味にキツくないですか?
今の園ではキツさを感じたことがありません。

夏祭り、ハロウィン、クリスマス。隔月くらいがちょうどいいです。

デメリットだと思っていたこと①
園庭が狭い

狭いというか、園庭というか。テラスのような外の遊び場があります。夏にはそこで水遊びをしていたようです。

園庭の狭さは一見すごいデメリットかと思いきや、狭いからこそ、近所の公園などを利用しに出掛けてくださっているようです。いつも同じところではないので、子どもたちにとって刺激が多い中で遊べているのではないでしょうか。
なので、行き帰りでお散歩もできて公園で遊べて、体力がつくんじゃないかと思っています。

幸いなことに、園の周りには利用できる公共施設が複数あります。恵まれた環境ですよね。

デメリットだと思っていたこと②
玄関がドアひとつ分の広さ

ドアひとつ分の幅であると、1組親子が入れば定員オーバーです。
なので、朝の急いでいる時に、自分たちより前に親子が登園していて一発目の検温で引っかかっていたりすると、だいぶ待たされます。(と言ってもうちはだいたい待たす方なので逆に申し訳ないです。)

しかし、前の園では息子の教室の隣のスペースまで上がり込んで、朝は持ってきた荷物を息子の棚に詰めたり、帰りは持ち帰るものを自分で鞄に詰めたりする必要がありました。
いや、思い出しました、玄関に入ったらまず手洗いをさせる必要がありました!
これはだいぶ時間のロスです。5分じゃ済みませんでした。

今は荷物整理の時間などが全くないです。
朝は先生に持ってきた荷物を息子と共に渡しておしまい、帰りは先生から息子と一緒にもらっておしまいです。楽です!

安全面はどうでしょうか。
もちろん警備員さんがいるわけでもありません。以前に通っていた保育園では、用務員さんのようなおじさまが登・降園の際には挨拶をしてくれていましたが、そんな人がいるわけでもありません。

そのかわりに、しっかりした警備会社に入っています。また、他でも当たり前でしょうけれど、インターホンで明確に名乗ります。
玄関が狭いので、どさくさに紛れて不審者が上がり込むなんて事態は起こりません(起こったら困る(笑)!)。

あと、ひと組ずつの対応だから、ザワザワしていないところで、連絡帳に書かれた以外の息子の様子について、先生から直接話が聞けます。
私はその時間がとても好きです。

唯一のデメリット
 布団の持ち帰り、アリ

小規模保育園だからというわけなのかどうかわかりませんが、お昼寝用の敷布団は毎月1回持ち帰ります。
持ち帰ります!

大きい荷物なので、電動自転車の私にとっては敷布団がある日は運転にすごく気を遣います。
カゴに入りませんし。
幸い、持ち帰る園向けに、敷布団を入れられるバッグもセットで売ってくださっているメーカーがあるので、そこのを使っています。

以前の園では、簡易ベッドの『コット』というのが園に常備されていて、私たちはそのコットに敷くコット用のタオル地の布と、掛け布団を持ち帰るだけでよかったです。

でも少し調べたところ、小規模だから敷布団を持参というわけでもなさそうです。コットを導入している園もあるみたいです!
うちもコットにしてほしい……コットだと敷布団より場所取っちゃうんですかね。

まとめ

日中我が子が過ごすことになる園とは、信頼関係を築いていきたいですよね。

うちの園の連絡帳には、家庭の欄にも園の欄にも、息子の様子が書けるスペースが7〜8行あります。
私は園の先生がしてくださっているように、なるべく家での息子の様子を書いて埋めるようにしています。

信頼関係はまず挨拶と、いわゆるホウレンソウ(報告・連絡・相談)だと思います。家での様子を伝えて、園の先生に息子のことをわかってもらえるように努めています。
毎月発行される園だよりを読むと、記入しない保護者もいたようで……ものすごくもったいないです。

子どもの情報は多いに越したことはありません。情報が多ければ、保育士さんはその子への理解を深めてくれて、対応してくれるはずだと私は思っています。

仕事をしていても、全然知らない相手と関わるより、『こんな方なんだな』と知っている相手の方が親しみを持って接することができませんか?

保育園は我が子の育児の強力なサポーターです。どの園に入れるかはやはり運もあるでしょう。
しかし、どこに入っても、おかしな園ではない限り、どうせなら『お互い協力し合おう!』という気持ちでやっていきたいですよね。
やっていきましょう!

小規模保育園も、小規模であるからこそのメリットが実際たくさんありました!
オススメですよ。

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