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湯沢市(秋田県)

ここも城下町です。
秋田藩主 佐竹氏の分家です。佐竹南家と呼ばれています。
角館町は佐竹北家です。
ちなみに現在の秋田県知事は、佐竹氏の末裔です。

(上記タイトル写真は旧家のイメージとして拝借しました。
秋田県湯沢市のものではありません)

私がまだ小さいころ(幼稚園に入る前)
父の転勤でこの湯沢市近隣の町に住んでいました。
雪深いところで、酒蔵もいくつかあり、酒処です。

ここも旧家が多く、亡くなった母がよく言っていましたが
「座敷牢」があったそうです。
私もなんだかうっすらと見た記憶があります。
黒塗りの格子で囲まれた畳の部屋が、暗くて広い屋敷の中にあったという
記憶が・・・

障害をもって生まれた子供や、素行の悪い親族をこういった家の中にある「座敷牢」に閉じ込めておいたようです。
旧家だから世間体というものを気にしてそうした者を外に出さないようにしていたのでしょうね。

「座敷牢」は横溝正史の映画にも出てきますね。

古い昭和時代の横溝正史の映画を見ると
当時の旧家の空気感がよく伝わります。
まだ古い建物が残っていた時代だったので、当時の空気感をうまく
映像の中に表現できたのでしょうね。

秋田県内だけでなく、日本各地の旧家といわれるところは
横溝正史の世界のような
こうした哀しい負の歴史もあると思います。

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